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笑顔で元気!

全国の小学生がドッジボールでつながるといいですね。大人ももっと毎日が楽しくなるといいですね!きょうはどこで逢えるのかな?

こどもたちの場所が

2007年09月25日 | 京都
 今夜は見事なお月さまでした。
 ちょうど皮膚科に通院の夜で、ちょっと見とれてしまいました。

 自転車での帰り道、住宅地の中に点在する公園横を何ヶ所か通り、街灯や周囲の様子を見ました。もちろん練習場所をさがして・・・

 今の所よりも明るくて広いと良いのですが、ありませんねぇ。

 1箇所、京都市が管理をしている有料グラウンド隣に、やはり市が所管している広いスペースがありました。
 かつては使用許可を得て、学童の運動会も毎年開催していた場所です。

 ただ、難は、そこそこの広さがあるために、早朝から野球やサッカーの練習場所になっていた様子で、近隣のお家に相当迷惑がかかっているとの噂もあり、あることを心配していましたが、見事に的中しました。

そうであります、使用できなくなったのです。

 それも単に使用禁止ではなく、樹木が何本も整然と植樹され、市曰く
「地域住民の方の憩いの場として利用」できるよう変貌させられ、「少し厳しいが秩序を守るため、ボール使用は一切禁止」にされてしまいました。

 確かに周辺住民の方々には相当の御迷惑がかかっていたと想像できますが、新聞報道によれば、地域住民の方の苦情を受け入れ、なおかつ、地域の方に希望を聞き、80万弱の経費をつぎ込み、「憩いの場」としての公園として整備をしたそうです。

 さて、ここで疑問に思ったことがいくつか。

 もともとスポーツをするための場として設置されていたスペースであるなら、そこを利用していた人たちの意見はどこで、どう汲み上げられたのでしょうか?
 あそこで練習をしていたこどもたちは、どこかで練習ができているのでしょうか?

 また、スポーツをする貴重な場をなくすのであれば、代替場所を確保するつもりはあったのでしょうか?

 30名にも満たない地域住民の声だけに因り、それだけの予算をつぎ込む(今後の管理費もかかりますね)必然性はきちんと議論されたのでしょうか。
 地域の方が悪いと言っているのではありません。公平性等の問題として、どうかと思うだけです。

 何よりもまず、スポーツ場所と地域住民との関係を、うまく解消されるための方策がどれほど考えられ工夫されたのか、全く聞こえてきません。

まだまだありますが、まぁちょっと止めておいてと・・・

 なんと言っても、大人の都合で、子どもたちがのびのびと遊んだり、運動ができる場所を、いとも簡単につぶしていくのは暴挙ではないですか?と問いたい。

 その上、あれも駄目これも危ないから禁止・・・ボールが一切禁止って、じゃあ何ならOKなの?

 何をするにもびくびくしなければならないのが悲しいですね。

 ところで、植樹のこと

 樹を植えるとその直後はいいんですけどねぇ、綺麗だし、木陰は涼しげだし、でも、しばらくすると茂ってきたり虫がついたり管理が大変だと思いますよ。 
 現にこの公園も樹が多すぎて、それに人が入ってこなくなったから、地面に雑草がはびこり始めています。

これからは
「葉が茂りすぎ」
「毛虫がいる。」(刺されたらどうしてくれる。)
「雑草を何とかしてくれ」
等々、お金がかかる要求が相次ぐことでありましょう。

 この計画、後々のことを考えていたのか疑問ですね。

 私が担当課職員だったら、反対してるな。
 長期展望を見据えて施策を決めて行かなくちゃ、結局税金の無駄使いになりますからね。