ラフマニノフ ある愛の調べ 2007年 ロシア
監督:パーヴェル・ルンギン 出演:エヴゲニー・ツィガノフ,ヴィクトリア・トルストガノヴァ,ヴィクトリヤ・イサコヴァ
たぶん マンガ/ドラマともヒットしたのだめタンタービレがなければ、
日本で配給されないだろう… 的な作品。でなければ、GAGAが配給しないでしょう
原題はLILACS、ライラック(別名リラ)の花が全編にわたり重要な役割を担うはずが―
とんでもないぐらいにい中途半端な扱いになっています。
何故 こやぶんが中途半端に思うのかと―
カットバックを多用し、時間軸がパズルのような構成で作品が成り立っています。
少年時代(一番幸せだった頃のモチーフ、ライラックが咲き誇る庭が登場)
↑↓
交響曲第一番初演時代(恋も才能の若気の至り…)
↑↓
交響曲第ニ番を発表するまでの精神的不安定な頃(だけど恋はする)
↑↓
ロシア革命直前(冒頭のカネーギーホールの場面の真意が分かる?)
↑↓
アメリカで亡命生活(時間軸の基軸になる時代)
大まかに書いてみましたが、5つのシークエンスを行ったり来たりするので、
起承転結が非常に判りにくい構造になっている。
時間軸のあらすじをひも解くのがリラの花の存在となりのですが―
(ネタバレ)
妻がリラの花を秘かに用意していた事を知ったラフマニノフは、そのまま花を持ち帰り― 庭に植えた。
それを居間から見た妻と娘も駆け寄って… End。
これって― 望郷の念に悩んで、作品を発表出来なかっただけ? と云う意味なんでしょうか?
奥が深い展開かと思いきや― なんと単純な終わり方でしょう?
タルコフスキーやパラジャーノフにエイゼンシュテインなどの作品のような、
深遠な様相を連想出来ない展開を期待していたのに― こやぶん的には金返せ!です。
ペレストロイカの潮流下だからこそ評価かも(?)のタクシーブルースも撮った監督だから観たけれど…
のだめカンタビーレの存在がなければ… 黙殺された作品でしょう。
こやぶん評価(「この映画は史実と違うところがあります」の結末に失笑)
監督:パーヴェル・ルンギン 出演:エヴゲニー・ツィガノフ,ヴィクトリア・トルストガノヴァ,ヴィクトリヤ・イサコヴァ
たぶん マンガ/ドラマともヒットしたのだめタンタービレがなければ、
日本で配給されないだろう… 的な作品。でなければ、GAGAが配給しないでしょう
原題はLILACS、ライラック(別名リラ)の花が全編にわたり重要な役割を担うはずが―
とんでもないぐらいにい中途半端な扱いになっています。
何故 こやぶんが中途半端に思うのかと―
カットバックを多用し、時間軸がパズルのような構成で作品が成り立っています。
少年時代(一番幸せだった頃のモチーフ、ライラックが咲き誇る庭が登場)
↑↓
交響曲第一番初演時代(恋も才能の若気の至り…)
↑↓
交響曲第ニ番を発表するまでの精神的不安定な頃(だけど恋はする)
↑↓
ロシア革命直前(冒頭のカネーギーホールの場面の真意が分かる?)
↑↓
アメリカで亡命生活(時間軸の基軸になる時代)
大まかに書いてみましたが、5つのシークエンスを行ったり来たりするので、
起承転結が非常に判りにくい構造になっている。
時間軸のあらすじをひも解くのがリラの花の存在となりのですが―
(ネタバレ)
妻がリラの花を秘かに用意していた事を知ったラフマニノフは、そのまま花を持ち帰り― 庭に植えた。
それを居間から見た妻と娘も駆け寄って… End。
これって― 望郷の念に悩んで、作品を発表出来なかっただけ? と云う意味なんでしょうか?
奥が深い展開かと思いきや― なんと単純な終わり方でしょう?
タルコフスキーやパラジャーノフにエイゼンシュテインなどの作品のような、
深遠な様相を連想出来ない展開を期待していたのに― こやぶん的には金返せ!です。
ペレストロイカの潮流下だからこそ評価かも(?)のタクシーブルースも撮った監督だから観たけれど…
のだめカンタビーレの存在がなければ… 黙殺された作品でしょう。
こやぶん評価(「この映画は史実と違うところがあります」の結末に失笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます