10日戎(えびす)

2010年01月27日 | こやぶん一人旅
昨年は京都のゑびす神社の十日ゑびすを紹介しましたので―
今回は今宮戎神社と西宮神社のえびす講(略してえべっさん)を紹介します


こやぶん 今宮戎神社は初めてだったので…
職場の大阪生まれの同僚に「今宮のえべっさんに行く」って話をしたら

JR環状線 今宮駅―新今宮駅間の高架を境に南に行くな
大金は財布は内ポケット、賽銭等の少額のお金のみ鞄にいれておけ
鞄はたすき掛けで、お天道様が出てる間に行け

などなど 注意を受けました…  (同僚曰く― 京都育ちのこやぶんに免疫なし らしい)

今宮戎神社の最寄りの駅が大阪のカオス別世界にも近いからねぇ… 
今宮戎神社近くの新世界でも― こやぶんは昼間のみしか近づけないから、ごもっともなお話。
 
 ※今宮戎神社に行くならば― 大阪市営地下鉃(堺筋線)恵比寿駅が一番安全かも?


さて こやぶんはJR環状線で新今宮駅(新世界の裏あたり)下車して…
今宮戎神社に向かうヒトの流れに乗って のんびり歩きました(普段絶対歩かない地域を)。

こやぶんの感想にすぎないけど― ガタイのデカい警官が妙に多かった様な気がしました。



今宮戎神社へ向かう途中


リポミダンDに触発されたオーストリア人がEUで販売した―

試供品に群がる… 黒山のような人だかり(もちろん こやぶんもGet



さらに歩くこと  … 10分。



縁起物が並ぶ露店を通り抜け 今宮戎神社に到着と思いきや― 



あまりのヒトで (正面の鳥居から)簡単には境内に入れません。
 ※こやぶんは免れましたけれど、その後入場制限された程の賑わい

正面の鳥居をくぐれば そこは無法地帯?
整然とした人混みではなく、四方八方からの押され押されて… 身動きできません。

「商売繁盛 笹もってこい~♪」の掛け声が境内に鳴り響き、

掛け声がする方向を見上げれば…



負けず劣らずの大音量で―
「押さないで下さい」… それは無理なお話です 皆さん殺気立ってますよ!
「危置き引きやスリの被害が多発しています」… 思わず、内ポケットを確認!
「賽銭を投げないで下さい」… では、お札を紙飛行機にして飛ばすとか?
実況生中継的にアナウンスされ、屋根の上からお巡りさんたちが睨みをきかせています。

 ご苦労さまなことです。

警察以上に凄みを利かせた大阪のおばちゃん 身動きできないから相当イラついてる。


こやぶん 恐ろしくて… 恐ろしくて… エライ所に来てしもうた(ウソ)


それでも 京都育ち… 人混みの対処は慣れております

押しつぶされないよう、大阪のおばちゃんを押しのけ 追い払い(?)… 
コインが頭の上をかすめる中、こやぶん 根性で 何とか賽銭は投げずに参拝できました。



ただ 何を願ったのか… 正直覚えてません(こやぶん押し流されない様にするのに必死)


次に 福娘さんに吉兆を授与してもらうのでが… どの福娘さんにお願いするかが大問題。
   (こやぶんはただのリーマンさんだから、見てるだけ~ぇのヒトだけど)

毎年10月下旬に福娘(計45人)を選ぶコンテストがあり、おおよそ3000人位が応募されます。
 (書類選考、1次面接、2次面接… 関西では年末に その様子をTVで放映されている)
その後に芸能界入りを果たしたり、就職でアナウンサーに採用されたりする例も多く、
関西では就職や縁談に有利に働くといわれている(ちなみに藤原紀香さんも福娘経験者)
ちなみ 福娘さん達には賞金15万円と奉仕で着用する訪問着が贈呈されるようだ。

だからこそ福娘に選ばれた強運を授かりたいが為… 
吉兆を授与してもらう福娘選びは 慎重な品定め(?)が大きなポイントとなる(今宮戎の場合)
 ※噂によると― コネで選ばれた福娘もいらしゃるとの事、だからこそ真剣なのかもしれない



吉兆を授与して頂いたら、
仕上げは― えべっさんは耳が遠いので裏のドラを叩いて願い事とを念押ししてから帰ります。



一説によると、商売人があまりにうるさく商売繁盛を祈願するので聞こえないふりをなさった。
それを裏に回って背中を叩いて念を押すとはさすがに大阪人だと、こやぶんは思う。



次に 西宮神社のえべっさんに。

こやぶん 仕事で西宮地域に行くことは度々だけど、西宮神社へ参拝するのはハジメて。
    (阪神電気鉄道:西宮駅下車 JR:さくら夙川駅が最寄り)

ちなみに 西宮神社は大阪府ではありません… 兵庫県にある神社ですよ。



やはり ヒトは多かった… 入場制限があり、こやぶんも30分近く足止めされました。
ただし サル団子ではなくヒト団子状態だったから寒さは凌げたので 助かったけれどね。
それ以上に とまれ を掲げていた警官さん― お疲れまです



全国的に有名な福男選びのスタート地点、赤門(表大門)と申しまして重文です(豊臣秀頼の寄進(伝))

ちなみに 福男(女)選びの神事でかけ走る参道は こんな感じです。
西宮えびすの時期は参道の両端に露店がとひしめきあってるから― 道幅はないし、石畳だから
転ばずに走りきるには… ある種の度胸試しって感じがします。

こやぶんは 全力疾走する根性もないので、流れに任せるまま 牛歩で本殿に。

それにしても…
露店の品揃え、時代の移り変わりなのか? 地域柄なにのか? わからないけど

青いリンゴ飴にイモの洗い場ごとくに浮かぶおでんのタネに…  こやぶん オドロキ


縁起ものの熊手や福笹を立掛けらるように、青竹を加工したものなどなど 
いろんなモノが並んでおりました。

福男選び神事の際 カメラの配置の兼ね合いで映るおでん屋さんも発見



たった70㍍を 軒を並べた露店を眺めながら… 30分ぐらいかけて辿りついた― 拝殿。



拝殿前には 縁起ものの露店が軒を連ねています。



大阪・兵庫では縁起モノが微妙に違います(京都の縁起モノは人気大よせです)



写真ではわかりにくいけど、顔の雰囲気が違い? 色合いが違い? ましたね。

        (言葉では説明しにくいのよ)

今宮戎と西宮えびすの縁起ものを購入してみるのも手だけど、
こやぶん's財布は寒波に見舞われていますからねぇ~ ここは断念いたしました。


さて 本殿に参拝する前にお祓いを受け、拝殿を抜ければ 本殿に。

今宮戎神社の様な無法地帯とは違い、雑然としていますが、普通にお参りできました。

本殿脇には えびす様が海から来られたということで

マグロやタコなどの海産物、だいこんやバナナなどの農産物に
エビスビールを初めとして各ビール会社や地元灘の酒蔵(日本盛・白鹿・菊正宗など)の酒樽、
江崎グリコ(本社が大阪市西淀川区)になどの 本殿を囲むように飾られた奉納品… 壮観ですよ。
 
 ちなみに 奉納したマグロ(招福マグロ)に小銭を張り付けているのは― 
うまく張り付けばお金が身に付くということで、商売繁盛や金運などの願いを掛けて参拝です。
そして 招福マグロは祭りが終われば解体され、関係者の手で刺身などにして頂きます。


参拝が終われば、福笹の授与。

今宮戎神社と違い、淡々としています(何故か、人工の笹だったりする)。

ここで 今宮戎神社や京都ゑびす神社では本殿裏に回って、ドラや木戸を叩くわけですが、
西宮神社の本殿裏はえびすの森(兵庫県指定の天然記念物)の為… と思いきや、
西宮えびすでは習慣がないそうだ。



西宮えびすの参拝も無事に終わって― 帰り道。

年明け早々の寒い時期の縁日に 何故か


こやぶんには 理解出来きない謎ですよ~ぅ。


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