たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

尼が禿山・1466m(玉原湿原)

2016年10月22日 | 登山
続き

・・・尼が禿山(あまがはげやま)か鹿又山(かのまたやま)、どちらか登らないと消化不良起こしちゃうよな

腰は大丈夫だろうか・・・でも今日は何か調子がいい

何とかなるさ、エーイ 行ってしまえ・・・・

少しばかり心の葛藤の末、尼が禿山に登る事を提案しました

皆、異議なし

左・湿原、右・尼が禿山の分岐を尼が禿山方向にとります

  

30分強の登りを熟し途中の東京大学玉原国際セミナーハウスの脇で昼食をとり、いよいよ行動開始です

ここから山頂までは約1時間の道のり

多少の急坂は致し方ありませんがゴロタ石もなく腰に架かる負担は最小限に抑えられそうです


元気いっぱいのKちゃん、R君、T君の姿は何時の間にか視界から消え

マイペースで歩く私の耳には野鳥の鳴き声と遠く沢音が耳に届き

久しく忘れていた山の感触を蘇らせてくれました


もう直ぐ山頂ですよの声に励まされ登り詰めれば小広い山頂は目の前でした


(1)


(2)


(3)


(4)


南側が切れ落ちている山頂からの展望は何度、眺めても格別な物があります

先ず柔らかな色合いの紅葉の向こうに(1)玉原湖・・・あの送電鉄塔を潜ってきました

そして指呼の間に望む(2)上州武尊山・・・過去に二度、登りました

(3)は裾野の長さは富士山に次ぐ35キロ赤城山・・・一番左の峰が黒檜山です

(4)利根の山々が畳なわる最奥に我が家の屏風、榛名山が霞んで見えています

そんな景色をKi ちゃん、覗きこんで・・・・(ワー、見ている方がゾクゾク)

そこへ大きな大根よろしく次々と親衛隊が確保に当たりました


帰りは元来た道を戻り湿原へ

「ママンジュン!」の声に上げた顔の先にカメラが

「一番、紅葉が綺麗な所だからね」と記念の写真だって






たった一輪だけ咲いていた山トリカブトが唯一の彩り

今、玉原湿原も端境期なんですね


此処へ来ると必ず飲むブナの湧水

震災以降、どうなのでしょう・・・ちょっと手が出ません


ガードレールの杭の中を潜り、虎ロープを咥えて成長したブナ

凄いものですねぇ


翌日、T君から写メールが届きました

今日の疲れも何のその、日光白根山へ登ったと!

元気なものです


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玉原湿原・ブナ平のブナ地蔵

2016年10月20日 | 登山
10月15日


「湿原歩き位なら大丈夫?」

私の腰の痛みを気遣いながらのKちゃんからの誘いです

此処は何度も来ている勝手知ったる湿原ですが

この時期、湿原に咲く花も影を潜めているはずなので

ブナ地蔵を見せるべくコースをブナ平にとりました




約30分強、軽い登りを熟せばブナ地蔵です

これはブナの根が地上で育ちあたかも数体の地蔵さんの様な形になったのですね


はい、ブナ地蔵ならず人間地蔵


所々熊の爪痕が残るブナ林ですが、何時しかそんな事も忘れてしまう気持ちの良い登山道

時折り五人がかりでも間に合わない程の太いブナの木に皆、驚きの表情です


「見て見て!ブナの根が石をガンジガラメにしてる!」

「まるで蛸みたいだね!」

  


              


  



秋の山中はキノコも豊富です

以上は食べられないキノコばかりですが色が美しければ形状も面白いですね

倒木に生えた苔の上を無数のカタツムリが這っているのも有れば

埃を撒き散らす(最後の写真)ホコリタケも


「この枝、見て!中が青いよ」 発見したのはR君

一体この木は何なのでしょう、割っても割っても金太郎飴です


何だか今日は調子が良さそう

腰のサポートもしているし「尼が禿山」まで行けるかもしれない(

一寸ばかり心の葛藤が有りましたが・・・

ブナ平から分岐を水源コースに取り湿原入口を右折して1446m「尼が禿山」へ向かいます

続く


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ホテイアオイ

2016年10月18日 | 



法事の帰り道

休耕田にホテイアオイの群落を見つけました

昨年、埼玉の行田市へホテイアオイを見に行った時には

裏年なのか幾つも咲いておらずガッカリして帰って来たものですが

まさか田んぼの中で見られるとは




みれば乾いた土の中、なのに傷も無ければ色艶もとても良い

美しい姿を誰に見て貰うでもなく活き活きと咲いています

このホテイアオイ、寒さに弱いので日本では冬の管理に注意が必要との事ですが

そんな繊細さを持ちながら繁殖力は旺盛で

場所によっては水の流れを滞らせる事で「青い悪魔」とも呼ばれているそうです

葉の付け根の膨らみが布袋様のお腹に似ているから「ホテイアオイ」、始末に負えないから「悪魔」だなんて

 たり  たり 花にしてみれば、いい迷惑ですよねェ

ちょっとシツコク載せますが、もう一度この美しさに目を向けて下さい




見上げれば




どこまでも澄み渡る青い空

まるで刷毛で撫でた様な巻雲がより清々しさを感じさせます


そこへやって来たのがモーターパラグライダー

気持ち良さそうですねェ

「オーイ!私が見えますか~」


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赤城 覚満淵

2016年10月16日 | アウトドア
続き


山上の宴を終えて10名、覚満淵へ移動です

「この前、狸の赤ちゃんを見たのは、この辺りだったかしら?」

そうでした、木道の下に寄り添う様に三匹があどけない目を向けていたのでした

みんな元気に育っているといいね






紅葉には早くてもズミの実は丁度、見頃

小梨とも言って初夏には梨の様な花に覆われます




草紅葉の中に一際、紅くマムシグサが印象的でした

何だか赤髭さんみたいですね




「見てみて! 山が消えちゃった」

あっと言う間にガスが降り・・・と思っている内に

見る見るうちに跡形も無くガスは消え再び長七郎山がスッキリ姿を現しました

これが山の天気なんですね


この光景もあと僅か

覚満淵はもう直ぐ霧氷を纏います


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赤城 霧の贈り物

2016年10月14日 | アウトドア
10月11日


3ヶ月振りの参加です

ウォーキングクラブの出席者、今日は10名

年齢はマチマチですが若い人のエキスが戴け年配の人のお知恵が戴けます

こんな良い事は有りません






生憎、ガスが舞う赤城小沼ですが私にとっては又とないチャンス

計算して巡り合える景色では有りません


ガスが切れ一瞬、対岸が姿を現します

紅葉はあと一週間と言うところですが、それでも十分美しい


夏でも涼しい赤城、ましてやこの天気 足元から寒さが忍び寄ります

「私達は一体、今どの辺りを歩いているのかしらね 半分?それとも四分の三?」

現在地が全く掴めません


このキノコは何でしょう

頭上を覆う様に密生して生えていました


ガスが流れた目の前に・・・まるで庭師さんが入った様ですよね

ガスの小沼の絶景でした






頭上には真っ赤に熟したナナカマドの実

足元には露を含んだアザミ

薄暗い湖畔に色を添えております


気が付けばゴールはもう目の前、ちょうど昼になりました

ベンチとテーブルに腰を下ろせば其処は山上レストラン

皆さんが腕を振るったお料理が回って来ます




そして周囲もロケーションもいいですね

昼食後、私達は覚満淵を一周します

続く


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