たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

蘇洞門(そとも) 北陸・近畿の旅

2019年12月10日 | 

 7日目 (2)

40キロの速度で走る遊覧船は湾の外に出ると途端に揺れが大きくなました

それでも速度を緩めず波を蹴散らかして進みます

足を踏ん張って肘を脇に固定してカメラを構える・・・

それでも大きく右に左に体は振られ思わずたたらを踏めば今度は突き上げられ次にはドスンと落される

被写体に焦点が定まらない・・・そんな事より命がけの乗船でした

下の写真が二つ岩で有ったか三つ岩で有ったか説明が有っても記憶に留まらない有様でした

もしかして二つ岩では無くアゴ越えだったかもしれません

アゴとはトビウオの事ですがアゴ越えで有るならば

イルカや鮫に追われたアゴがこの岩を飛び越えたのがこの岩と言う事になります

 

蘇洞門は標高619mの久須夜ヶ岳の山裾を日本海の荒波が浸食して作り上げた奇勝です

花崗岩の筋目にそって削られた洞門や断崖、奇岩、洞窟等がおよそ6kに渡って連なっているのです

写した写真が行きに写したものか帰りに写したものか

勿論、コウモリ穴、地獄門、ライオン岩等々がどれであったのかもグチャグチャです

とにかく上手く撮れておりませんが御容赦下さい

 

 

 

 

岩の面が網目の様に筋が入っている事から網掛岩

この岩はしっかり記憶しておりました

 

中央にある岩は夫婦亀石です

夫婦円満、それが人生の幸せと言うものですね

 ただただ大自然の造形の妙に感嘆するばかり

白糸の滝

この上流ではワサビが栽培されていたのだとか

蘇洞門のハイライト「大門・小門」

奥に吹雪の滝の落ちているのが見えましたが写真は上手く写せませんでした

ここで船はエンジンを止めます

海の条件次第で船はこの門を潜り客を上陸させてくれる様ですが

残念ながらこの日は条件が合わず上陸は叶いませんでした

大門の脚の部分の左、階段が設えているのが見えますでしょうか

運の良い人はあの階段を登って探勝する事が出来ると言う事なのですね

船内から写したカッパ岩(これは私が命名)

碁石浜で有ったか千畳敷で有ったか

碁石浜で有れば碁石の様な丸い石が敷き詰められ

千畳敷で有れば其処で香りの高い良質の岩のりが採れる場所だそうです

 

 

エンジンを停めていた船は再び始動し命綱が欲しい揺れとの闘いが始まりました

この波しぶき

ドスンと落ちた時とシャッターを切ったのが同時の時に写した写真

激しい揺れがお分かりになりますでしょうか

 こうして50分余りに及ぶ船旅は終了

実に壮大な海上遊覧でした

 

 下船して休憩所で休んでおりますと第二便に客が乗り込むところでした

ツアー客でしょうか、凄い行列です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

蘇洞門を何故「そとも」と言うのか調べてみました

左手に続く「内外海半島」の「若狭湾」を「外の面」と書いて「外面」と言うのが本来の意味で

その外面にこの様な美しい海岸線があるところから蘇洞門の漢字を当てはめ

「そとも」と呼ぶようになったそうです

それぞれの岩や岩窟に名前が付いているのは、その昔、猟師さんが漁に出る前に今日の漁場を

家人や仲間に知らせる為に付けたもので決して観光の為では無いと言う事も理解しました

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (野付ウシ)
2019-12-10 17:55:33
たかさん、こんにちわ。わざわざご連絡ありがとうございました。ブログ村の方は確かに止まってますね。更新は連日やってますが、過去にも同じことが起きていますので、アレコレ確認してみます。もしかするとhttp→httpsに変えた時の影響かもしれません。
自分では時々見るていどなので、気づきませんでした。ご連絡感謝します。ちょっとお時間ください。
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蘇洞門めぐり (イケリン)
2019-12-10 18:09:29
たかさん
私もね蘇洞門めぐりで同じような体験をしているのですよ。
門をくぐることができず、上陸もかないませんでした。
そんな条件の中で中で、よくぞこれだけの写真が撮れたものだと感心しています。
日本海は波が高いことが多く好条件の時が少ないのでしょうね。
カッパ岩。それらしく見えますよ。蘇洞門めぐりの案内に新しく付け加えてもらい
紹介してもらいたいぐらいですね。
蘇洞門の由来。これは知りませんでした。納得です。
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野付ウシさん・こんばんわ (たか)
2019-12-10 20:09:11
お風邪でもひかれたのかと心配しておりました。
パソコンの不具合なのですね。
早く戻りますように。
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イケリンさん、こんばんわ (たか)
2019-12-10 20:18:55
イケリンさんも「蘇洞門めぐり」されたのですね。
あの揺れをどう書き表わしたらよいのか・・・乗った者でしか解らないでしょうね。
時々乗務員さんが心配で覗きに来ておりました。
でも中で椅子に腰を下ろしてもやはりカメラを持つ手が上下左右に揺れましたし時々膝頭を前の座席の金具にぶつけておりました。
それにガラス越しではガラスの汚れで良く映りませんし迫力も出せません。
出来ればデッキに命綱が欲しかったです。
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Unknown (ベル)
2019-12-10 20:42:08
遊覧船に乗っての見学
この時期になると波が高くなって凪の日は少なくなりますね
船酔いしませんでしたか
揺れる船の上での撮影はきついです
写しとめるの大変
白糸の滝 吹雪の滝 船で滝巡りいいですね
蘇洞門ってデカイんですね
その遊覧船が通り抜けたり接岸できるとなるとかなりの大きさですね
上陸できなかったのは残念ですけどこればかりは自然任せまたの機会があることを期待しましょう
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ベルさん、こんばんわ (たか)
2019-12-10 21:10:35
私は船酔いや車酔いには無縁ですので心配はないのですが
それ程、波が高い訳でもありませんのに湾から出ますと違うのですね。
まるで放り出される様なスピードと揺れでした。
カメラを落さない様にと注意書きが有りましたから中にはそんな方も居たのかもしれませんね。
でも、凄いでしょう!  大門、小門を潜れなかったのは残念でしたが迫力満点でした。 

余談ですが足利義持への献上品として象が送られた場所が(日本初)ここ小浜なのだそうです。
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豪快っ!! (uracco)
2019-12-10 21:55:01
こんばんは。
どれもこれも、カメラが波と闘ってる様子が伝わってくる絵ですね。
自分の運転する車以外の乗物にはとっても弱い私ですので、
この船は絶対にムリだなぁ..
何度か乗ろうと思ったことがありましたが、やめておいて正解でした。

お疲れさまでした!!(笑)
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日本海の外海 (ヒトリシズカ)
2019-12-11 02:46:23
タカさん

蘇洞門は日本海の荒波を体験できる遊覧船ですね。

内海の中を走る遊覧船(たとえば、松島など)とは比べものにならない、迫力ある船旅です。

こうした日本海の荒波を超えて、日本の漁船は漁をしているのでしょうね。

シャッターを押すタイミングが難しいほど、遊覧船は上下左右に揺れたようで、この画像群は貴重なものです。カメラは海水を浴びなかったようですね。

アゴという名称から日本海側はトビウオが豊富に捕れるようです。アゴ製の竹輪を思い出しました。
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uraccoさん、こんにちわ (たか)
2019-12-11 10:52:34
ブレない写真を写すのに必死でした。
それでも50分と言う長い時間でしたので波が作り上げた表情の数々をじっくり鑑賞する事は出来ました。
私は乗りものに関しては神経が図太い方ですので、どんなに揺れても大丈夫なのですが
泳ぎが苦手なものですから海面を見ているのは余りいい気持ちでは有りません。

小浜ではuraccoさんに「濱の四季」を教えて頂いたのでしたよね。レストランと知っていたなら「食の祭り」の前に腹ごしらえ出来ましたのに・・・
折角、教えて頂きましたのにねぇ 残念な事をしました。
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ヒトリシズカさん、こんにちわ (たか)
2019-12-11 11:37:28
スピードをもう少し押さえてくれたらガタンガタンと言う揺れは無かったかもしれません。
蘇洞門の連なりを鑑賞するときには幾分、速度は控え目になりましたがそれでも踏ん張った足が何度もたたらを踏みました。
せめて客席の窓ガラスが開閉してくれたら・・そう思った程です。カメラが海水を浴びなかったのは幸いでした。

アゴは高さ4~6m 飛距離400mを滑空すると言いますよね。ですのでアゴ越えと言う岩を飛び越えるのは簡単な事だったのでしょうね。
そんな光景を見る事が出来たら言う事なかったのですがアゴも遊覧船には慣れっこになってしまって驚かなくなってしまったのでしょうか。
ちくわの原料に特関心を持って調べた事は有りませんでしたがアゴ製のちくわと言うのは珍しい物なのですか?
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