群馬の森に在る群馬県立近代美術館では
18世紀から20世紀にかけての画家たちによる
「神話の世界」が開催されております
注目の「月桂冠を編む」と題したこの作品はフレデリック・レイトン作
神アポロンを表す月桂冠を無心に作る表情
後ろには古代神話を想起させる浮き彫りの彫刻
時を経ても神話への憧れは画家の永遠のテーマなのでしょうか
ジョン・ウイリアム・ウォーターハウスの花を摘む春の神「フローラ」
摘んでいるのは水仙でしょうか
力強いタッチで有りながら柔らかな衣装と花に伸ばした手に
優しさが感じられますね
エミール=アントワーヌ・ブールデルの「横たわるセレーヌ」
しなやかに曲がる弓に体を靠れさせた姿態が甘美です
↑↓
(↑)の写真はネットから拝借した物ですが
ブールデルの「弓を弾くヘラクレス」です
この彫刻は美術の教科書にも載っておりましたので目にした事が
お有りかと思いますが「横たわるセレーヌ」はその彼の作品です
彫刻はこの外にロダンの作品等も展示されておりました
ローレンス・アルマ=タデマの「お気に入りの詩人」
熱心に詩を読む女性と気怠そうに横たわる女性を時代背景と共に
細密な描写で描いています
古代の何気ない日常の一コマに過ぎない情景を
巧みに描き出してますよね
以上の他にシャガール、ルノワール、ピカソ、クールベ、ローランサン
藤田嗣治等々数多くの画家たちの作品が展示されておりました
● 絵の見方が解らないと言う言葉を良く耳にしますが絵と言うのは
音楽鑑賞と同じで観ていて心地よさが感じられれば
それで良いのではないでしょうかね
決して作者名に捉われる必要は無いと私は思います
最後にもう一度、群馬の森を
群馬の森には西洋絵画を彷彿とする風景が
彼方此方で見られます
この木はアカメヤナギで群馬の巨木登録樹に指定されております
樹齢350年 樹高18メートル
この木は赤松でしょうか
木肌が恐竜を思わせます
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