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たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(2)九州の山旅 雲仙普賢岳&雲仙地獄

2020年09月11日 | 心に残る思い出の山

続き

今回も簡単に纏めました

山さん宅→(4時間半)→雲仙普賢岳登山口

登山口である仁田峠は妙見岳直下までロープウエイが通っている為、観光客と登山者が入り乱れてかなり混雑している。斜面は霧島ツツジに覆われているが山肌が赤く燃える日はもう少し先の様だ。

  

    普賢神社より平成新山            アザミ谷へと歩を進める

何処か榛名の「おんま谷」の雰囲気が漂う「あざみ谷」辺り

新緑が萌え出している下生えにはシロバナネコノメ、ツルキンバイ、ミヤコワスレ、エイザンスミレ、ワチガイソウ等が咲き爽やかにウグイスの鳴き声も聞こえている。爽快な風は5月ならではだ。 考えて見れば私達が会うのは白山以来、仲間意識で接してくれている3家族に雄さんは「九州に親戚が出来た様だ」と言う。

道は紅葉茶屋から、いよいよ急登を強いられたがミツバツツジや清楚なヒカゲツツジに見とれ、さして辛さも感じないまま頂上に到着すると噴火の後も生々しい殺伐とした平成新山が目の前に立ちはだかった。平成7年5月、終息宣言が出されたと言うが頂稜部からは白煙が立ち昇っている。未だ生きている証しだ。

「以前、この先の景色は海だったんですよ」と平成新山を見て平さんから説明を受け見渡せば4つの海が陽光を受けてさざめいている。その中には「ギロチンの有明海」も有った。 山の頂の向こうには又、山が在る、上州の山とは全く違った景色に興奮を覚える。 海の中に薄く潮受堤防、右が干拓地、お分かりでしょうか。

妙見神社近くの展望台より、火砕流の後も生々しい

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約30の地獄が点在する雲仙地獄

 

ここは「君の名は」のロケ地だったとの事で「真知子岩」なる物があったが若い観光客は訳が分からない顔をしていた。大体、佐田啓二と言う俳優が居た事さへ知らないのではないだろうか。

この日の宿は雲仙地獄の近くに在る磐城ホテルを山さんが予約して下さっていた。 何はともあれ早速お風呂をいただいた。硫黄臭と湯花全身を包み込む。  その夜は「山道トイレの一件」と安さん、山さんによる落語(綾小路きみまろ)の再現。クロスクロスが可笑しくてお腹を抱えて大笑い。「こんなに笑ったのは久し振りだ」と山さんの御主人。

山道トイレの一件・・・想像して下さい。笑いの種は未だ裏話が有るのですが。

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こんな絵も残っておりました。

土産に持って行った日本酒を、こっそり吟味する山さんの御主人

それを知った平さんの御主人「いいさ、いいさ」と。

未だ続きますのでコメント欄はお休みに致します。