
済州郷校を後にフェリー会社へと向かう途中に有るのが賑やかな東門市場です
韓国にはこうした市場が地区地区に必ず有るんですね
勿論スーパーも有りますが断然こちらの方が活況を呈しています
売り手と買い手の駆け引きの面白さが又いいんですよ
決して衛生的とは思えない露天の店に何故こうも人が集まるのか
その源は前記の駆け引きから生まれる親近感という空気の流れが至る所に有る
そんな所に有るのではないでしょうかね
嘗ての日本にもこうした光景は見られたはずです
今はスーパーへ行ってもコンビニに行っても言葉使いこそ丁寧ですが
教育で叩き込まれた誠実さが感じられない抑揚の無い一本銚子の言葉が返って来るばかり
雄さんはコンビニに煙草を買いに行きますが、もう常連の客にも関わらず
「年齢確認をお願いします、袋はどうしますか?レシートはお持ちになりますか?
ありがとうございました、またお越し下さいませ」
「これを毎回、言われると腹が立ってくる、いい加減、客の顔と癖を覚えろってんだよな」と言っています
何れにしても商業主義的なやり方は空しいだけです
言葉はいらないのです、下の写真の様に商品、つり銭を差し出す右手に左手を添え
有難うの気持ちを表せばそれで十分なのです

今回は働く人にスポットを当ててみました
皆さん、活き活きしてますね




うん?前方から美味しそうな匂い
市場の通りの中ほどで天麩羅やさんをみつけた私達は、そこで昼食をとる事にしました
はい、
で食べやすい大きさに切って下さい


安いですよ、キムパッ、天麩羅、スープが一人たったの2500ウオンでした

店頭ではうら若き女性がオデンと格闘中
私はアレだけは食べられませんでしたね
だって、大勢の人がタレの入ったお皿を使い回すのですもの
それほど潔癖症では無いのですがウナギを食べている途中で


犬も歩けば棒に当たるでは有りませんが
市場からフェリー会社に向かった川の畔に古めかしい船を見つけました
説明版には中国の難破船と有りましたが何時の時代の物なのか定かでは有りません

あちこち寄り道をして、ようやくフェリー会社に到着
私達は帰りを木浦行に乗る予定でおりましたから、その旨を伝えますと
月曜日は夕方の便しか無いと言われました
それでは21時過ぎの到着になってしまい、それからでは宿無しになりかねません
仕方なく17時50分発ワンド行きに予約をいれましたが
受付の女性のバカ丁寧な説明が、かえって理解できず何度もやりとりをしていますと
其処に現れたハラボジの流暢な日本語で一件落着と相成りました



このまま宿に戻っても良かったのですが龍頭岩を回って帰ろうと言う事になりまして
ちょっとボラレタかもしれないタクシーで龍頭岩へ

海を見ながらノンビリ体を休めようと思っていたのですが
やはり某国の観光客は此処にも出没しておりました
移動しようと狭い岩を通れば此処は我が道とばかり避ける気持ちは更々無し
体当たり状態でぶつかっても挨拶も無くワイワイ・ガヤガヤ 分かっていても腹が立ちます
記念写真を撮っていても、この通り退く気持ちなど有りません

私達は少しでも離れようと静かな場所を探し高台の一寸した展望台?に腰を落ち着けました
あー、此処は済州空港にも近いんですね
こうしている間にも次々
がやってきます

のんびり釣りをしている姿も見えます



肝心な龍頭岩を載せておりませんでした
どちらが正面で、どちらが裏面なのか分かりませんが
これもハルラ山の噴火の、落とし子なのです


近くには見た事もない、こんな植物も有りました



龍頭渓谷は龍頭岩がある所から10分も歩かない場所に有ります
ここは予定外の場所でしたが歩いてみるものですね
渓谷と言えば山の奥深くがイメージされますが、こんな海の近くに有るとは驚きでした





一旦、遊歩道に上がって4~5分も歩けば往来の激しい市街地は目の前です

そして此処が渓谷の始まりでも有りました

ここから宿までは結構、距離がありそうでしたので
東門市場で購入した宿のアジュンマへのお土産を手にタクシー利用です
アジュンマ、喜んでくれるだろうか?
