
安定しない天気の中、最良の4日焼岳登山を決行する事にしました
偶然続いた「火」に関係する登山の締めくくりに相応しい山です
今日は旧安房峠の登山口まで行くだけなので高速は使わず道々の景色を楽しみながらノンビリ行きましょうと10時45分出発





安中に差し掛かった辺りで早くも秋の風情色濃い山里に思わず車を停めました
黄金色に実った稲穂、すでに刈り入れを済ませて日干しされている稲、地中から炎を噴き上げて居る様な曼珠沙華の群生
(この花は墓地に多く見られる事から忌み嫌われていますが昔、土葬だったころ球根に強い毒性が有る為モグラを寄せ付けない様にと植えられたのだそうです
畔のあちこちに見られるのも同じくモグラから畑を守る先人の知恵なのでしょう)
人間は歳を重ねる毎に旅の楽しみ方や物の見方が変わってくると申します
私もこうした何気ない風景に深く感動を覚えるそんな年齢にいよいよ達したかと一人苦笑しながらシャッターを切るのでした


群馬を代表する山の一つ妙義山が今日は殊の外 雄々しく青空を背に輝いておりました

トラック街道と言われるR254も昼時のせいか殆ど見かけず快適なドライブです
荒船山のデンと構える姿を至近距離から眺めるのも久し振りの事、この山が紅葉の時期を迎えるのは後一ヶ月先。そのころ久し振りに登ってみようかなとふと思いながら通過しました。

旧安房峠に4時少し前に到着
この辺りツタウルシの薄く色づいた紅葉が数本見られるものの未だ緑が主体で精彩に欠けますが下山してきた人の話によると上部のナナカマドの紅葉が素晴らしいとの事です ウ~ン、楽しみ


ふと見上げると中空に穂高の雄姿が・・・
なんという神々しさでしょう。ゾクゾクするのは外気の冷たさだけでは有りません

そして1時間後、穂高は夕日を浴びて紅い衣を纏い時間の経過と共にその紅さを増していきます
辺りが漆黒の闇に包まれると見上げる空は満点の星
窓越しにその宝石を眺めながら明日の登山に思いを巡らしている内いつしか眠りについたのでした
・・・続く・・・