もしも我が国で覚醒剤使用者に対してハームリダクションを実施するとすれば、いったいいかなる方法が考えられるか。
・代替薬治療ができない(そもそも身体依存がなく、離脱がない)
・拮抗薬投与も必要ない(そもそも過量摂取時の呼吸抑制がない)
・加熱吸引が主流なので、注射器交換サービスの必要がない
ではなにができるか?
臨床現場から感じるハーム
・覚醒剤使用者の治療へのアクセスの悪さ
・治療脱落率の高さ
理由
・犯罪者というセルフスティグマ
・医療者による屈辱的な扱い
・警察に通報されるのではという不安
*結論*
覚醒剤使用による最大のハームは刑罰である
よって、我が国のハームリダクションの第一歩は
・医療者の守秘義務遵守
・安心して相談ができる環境
・従来の「ダメ。ゼッタイ。」啓発のあり方の再考→薬物使用者を、恥辱的な表現で描写せず、解決可能な問題であると伝える
日時
2021年12月19日(日)14:00〜16:00
場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)
内容
AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。