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「結婚する前、仕事を転々としていた。新しい仕事に就くと、いつも「明るいね」「前向きだね」と言われる。しばらくは仕事も楽しいけれど、慣れてきてずっと同じ人と一緒にいると、自分がそこにいていいのだろうかと不安になり、「いてはいけないのじゃないか」と思ってしまう。そのうち「もう辞めたら」と周りから言われている気がしてきて、それでいつも自分から退職した。」
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「ずっと感じていたことに気づいてしまった。私は存在してはいけない人間。心細くて、毎日、自分が悪いことをしているみたいで、消えて無くなってしまいたい。」
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「子どもの頃、童話が好きだった。人魚姫が好きで、最後は泡になって消えてしまえるといいなと思った。」
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優希さんは、ずっと人には言えなかったこと、誰にも聞いてもらえなかったことを話せるようになった。…中略…彼女は生まれて初めて、自己主張を受けとめられたことになる。
語って、聞いてもらって、自分の「存在」を確認できる。…話して、聞いてもらうことで自分が肯定される。初めての自己肯定の体験である。
彼女はその作業を続けている。
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5月24日(日)13:30〜14:10
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