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摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

選択肢がないということ

2019-12-15 16:27:00 | 日記
私は、摂食障害で、アルコール依存症者です。

摂食とアルコールの大きな違いは、なんといっても「断つ」があるかどうかです。

白黒思考の私にとって、アルコール依存症という病気は、定義がシンプルで馴染み良いものです。
重症か軽症かって、ないんです。
アル中はアル中。
「ちょっとだけ妊娠してます」が、ないのと同じように。

だから、回復も、摂食にくらべると、よりシンプルだと感じています。
「飲まないで生きる」なんです。

ビールだけに限る、飲む杯数を決める…などなどの、「ほどほど」を、暗中模索、七転八倒して探すという、苦しみの必要がないんです。

そのかわり、というか
探す苦しみがないかわりに

選択肢はありません。
飲まないこと以外。

選択肢はありません。
無力を認める以外。

選択肢はありません。
信じる以外。

選択肢はありません。
ゆだねる以外。

「あくまでも提案ですが…」と、仲間やスポンサーはいいます。

だから私は、「このやり方はメリットがあるからやる」「このやり方はデメリットがあるからやらない」と、最初、自分が選んで決めようとしました。

でもできなかった。

そもそも
どれほどデメリットがあるとわかっていても
酒は絶対にとまらなかったんですから。

私はこの、「選択肢がない」ことは
神からの恵みだったと思っています。

私が選んで
私が決める
手放すことが
摂食障害の回復の道具にもなるなんて、思いもしませんでした。

あくまで私の経験ですヨ。

今日一日。






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