・ドラックの歴史の転換期→19世紀末の20年間
・精神医学の分野で「意志の力が弱いゆえにモルヒネ中毒になる」中毒=悪癖、抵抗可能なのに抵抗しない本人の心の弱さの問題という新たな仮説浮上
・この時代はダーウィンの進化論が流行、悪癖も親から子へと遺伝する「酒飲みの子は酒飲み」
・犯罪学や刑法学の分野で、「犯罪行為(何をしでかしたか)」よりも「犯罪者(性格や気質)」が分析対象に。優生思想とも結びつき、子孫に悪影響を残す遺伝子の病であるとの主張も
・ナショナリズム形成の時期であり、近代化や産業化などの国家の進歩発展に貢献しないアルコール中毒や薬物中毒は非難の対象に
*まとめ*
依存症者は、医学的、犯罪学的にていぎされ、国家に貢献しない国民として非難されるようになる。科学の発達、そして国民国家形成と密接に関係している。
日時
2021年9月26日(日)14:00〜16:00
場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)
内容
AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。