月下に杯を重ね

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各項目について、新しい情報を入手するたびに加筆修正し、前に出します。

肥前刀

2006-01-07 02:13:21 | 日本刀
 新刀期になって、楽市楽座の制作のため刀剣の主な生産地が、江戸や大坂など人と物資が集まる大都市に移行した。
 しかしながら、そのような流れの中でにあって名刀の量産地として名をはせたのは鍋島藩の庇護を受けた肥前國であった。
 肥前を刀剣王国として育て上げたのは、名工肥前忠吉(初代)とその一統であった。
 なお、現在我々が目にする名刀は肥前刀が一番多いのではないだろうかと言われている。

末備前

2006-01-07 02:12:46 | 日本刀
 戦国時代の備前刀を末備前と称する。
 代表工は勝光・祐定(すけさだ)・清光である。
 この時代は、騎乗戦闘から足軽による歩行戦闘に移行した時期で、片手用の二尺前後の刀が標準となる。