店主さんとの会話が楽しい♪ @ 味範家（三宮）

神戸に引っ越してもう7年。
でも、その7年前は、神戸には知人もいないかったし、土地勘も全くなかった。
まだ息子は1歳になる前だったから、外にあちこちリサーチに行けるわけもなく。
そんな中、実家が神戸だからといろいろアドバイスをくれた東京の飲み友達には本当に助けられました。

その友達が、なんと！
神戸に戻ってくるという！
とは言っても実家に戻るのではなく新しい住まいを探していて、この日は内見で神戸に来るから、終わったら15時くらいに軽く飲みましょう、ということに。

その時間にやってるお店でピンときたのが、去年のゴーアラウンド で出店していた
味範家（みのりや）さん。

コロナのまん防で、営業時間を一時的にフレキシブルにしているみたいで、お昼から通しで営業する日があったりなかったり。でも3連休は13時から通し営業ということで、GO！

建物の中なのだけど、その建物がまた立派。


ちょっと不思議な感じの廊下をまっすぐ行くと、その3Fの一番奥にお店がある。

外側はひっそりしてるけど、中に入ると賑わってる！
お昼の時間なのに、この日は予約で終日満席なんだとか。
すごいな〜！


L字カウンターは5人くらい？しか座れないのだけど、やっぱりカウンターが好き。
テーブル席は4つほど、もしかしたらコロナで減らしてるのかもしれないけど。


味範家さんのお酒のラインナップはなかなか面白い。

燗酒向け、冷酒向けが織り混じってて、エリアも日本全国幅広い。



鍋島、久しぶりに飲もうかな！
仙介 は友達が。HYOGO SAKE 85 という新しい酒米を使った「泉チャレンジ」。

座った場所は、前回、ゴーアラウンドで来た時と同じ位置なのだけど、ここがベスポジ！（私にとって）
というのも店主さんといっぱいおしゃべりできるのだ〜♪

すごい面白い人で、話してるだけでいろいろ研究したり調べたり、そういうのが好きな方なんだなぁ〜ってのがわかる。
お猪口を選んでいる時も「これ、面白いですよ！」と見せてくれたのが 呑ん米 。

日本酒はお米からできてるから、それにかこつけて、お米の形のお猪口？
と思ったら、それだけではなく、口をつける場所によって味変が楽しめるお猪口なんだそう。

日本酒は、お猪口が平杯だったり、深さがあったり、薄かったり、厚かったりで味わいが変わってくるのだけど、その違いを1つで味わえる、というわけだ。


さてさて。
お酒を飲んでいると、何の注文もしてないけれど、こんな素敵な八寸が。

たこキムチ、あん肝低温調理、鳥肝、ほうれん草おひたし、白身魚と甲南漬けのクリームチーズカナッペ、ポークロースト、淡路玉ねぎのさつま揚げ 。


温かい日本酒が飲みたくなるよね〜、ということで、玉川 自然仕込みシリーズ を3つ、順番にお燗でいただきまーす。


お刺身3種盛り は、カワハギ、キンメ、カンパチ 。
一切れが大き〜い！
醤油ががまた変わってる、九州みたいに甘い。
聞いてみると、島根で造られてる、二段仕込み醤油 なんだそう。



エビとアスパラの春巻き は、皮がすごい薄くてパリッパリ、香ばしくて美味し〜！



蓮根まんじゅう にも、エビがいっぱい。
まんじゅうに餡も絡んで、これも美味し〜！



ホタルイカ酢味噌 、ぷりっぷり〜。
今の時期だけの海の幸ですねぇ。



ネーミングが面白くて、友達が頼んだ「たてにゃん」。
楯野川 のオリジナルキャラクターなんだとか（笑）。
これでも純米大吟醸。



もいっちょ、最後にお燗で「五臓六腑に染み渡る純米酒」を。
「これは、とびきり燗がおすすめですよ」という店主に任せて、アッチンチンに。
なるほどね〜、あつ〜いお茶をずずず…ってすするような感じで飲むのがまた旨い。

それにしてもラベルが（笑）。
染み渡るほんわか感ってより、マッチョでガッツリなデザインですな。


料理が美味しくて、友達も満足してくれたみたい。
ヨカッタヨカッタ！
こちらに引っ越したら、またいっぱい飲みに行きましょーねっ♪


【味範家（みのりや）】
兵庫県神戸市中央区下山手通2-11-1 KSMビル 304
078-335-2889
不定休

【以前に行った日記】
2021/11/10 ゴーアラウンドで初訪問