日本シリーズ第5戦落合監督の采配について

中日ドラゴンズ日本１おめでとうございます！終わってみれば今シリーズ９勝１敗の圧勝でした。ところで問題の？最終戦９回の投手交代（山井→岩瀬）ですが、私はテレビで観ていました。８回裏の日本ハムの攻撃が２アウトになっても山井がベンチ横で投球練習（ウォーミングアップ）を始めていなかった時点で＜交代なんだな・・最後まで投げてほしかったけどな。＞と思いました。そして９回のドラゴンズの守備の場面で落合監督が主審に選手交代を告げていると、場内からは山井続投コールが巻き起こりました。＜まさかここで交代はないだろ・・＞そんな雰囲気でした。しかし無常にも「投手・・岩瀬！」のアナウンスが告げられると今度は、この場面でブーイングなりさらに山井コールなどしようものなら、ここまでずっとクローザーでチームを支えてきた岩瀬に対して悪影響を及ぼしかねない・・と察知したかのように岩瀬コールへと変わりました。この間の＜間＞というものは誰もが感じ取ったのではないでしょうか。私はこの時＜落合監督は凄い人だ＞と思いました。起こりうる結果や責任や批判については全て自らが受け止めると・・無言のうちに語っているようでした。さてこの投手交代ですが、後になって落合監督は「山井はマメを潰してしまって本人が代えてくれと・・」とのコメントをしていました。実際の所は当事者のみが窺い知るところなんですが、単純に確率論や功労者的な意味合いで岩瀬に交代させたということはまずあり得ないと思っております。
ただ山井に９回も投げさせてヒットを打たれたところで岩瀬に代えるという策は一番安易な作戦であって誰もが納得し支持されるものだと思います。ここで岩瀬に代えて、もし打たれて負けるようなことがあれば監督の采配責任に止まらず岩瀬自身にも相当なプレッシャーが掛かった事でしょう。さて真実やいかに・・？