木村さんの日記帳

武蔵での日々の出来事や木村さんの日常を書きつづっています。

退助放浪記Ⅱの巻

2013年04月20日 | Weblog
前回の続きです。お客様は終電までで皆さん帰られました。時間は23:30。取り敢えず片付けは後回し、施錠していつもの散歩コースを探し回り(セントラルパーク)、お店周辺のコンビニの店員・キャバクラの呼び込み・占い師・・etc、1時間探し回りましたが有力な目撃情報はなし。路上にも目を配って事故に遭ってないだろうなと。迷子の犬は何処に保護されるのかな?取り敢えず一番近い派出所へ行って相談してみるか、ということで広小路通り沿いの栄派出所へ行ってみました。夜中の0時を回っておりましたが、制服警察官の方々が数人勤務しておりました。「すいません、行方不明の犬のことで聞きたいことが・・」「ん?犬?どんな犬?」「このくらいの大きさで首輪も何も付けておりませんが・・」「可愛いくてやけに人懐っこい白っぽい犬?ならさっきまでここで預かってたけど、中署に連れて行ったよ。」「多分その犬だと思います。」タクシーに乗って急いで中署に向かいました。千代田にある中署に到着、カウンターで「犬がこちらで保護されていると聞いて来たのですが?」「ん?お兄さん何処でそんな話を聞いたの?」「広小路通りの派出所で聞いてきたのですが・・」「なるほどな!ここにいるから確認してみて。」カウンター横に大きなダンボールが置いてありました。上から中を覗いてみると・・退助が大人しく座り込んでおりました。「間違いなくうちの犬です。」感動の再会でした。「えーと生き物の拾得物の引き取り手続きはどうすんのかな・・」

退助放浪記の巻

2013年04月17日 | Weblog
毎日武蔵店内を遊び回っている退助ですが、出入り口のドアがお客さんの出入りで開くと外に出て行ってしまいます。とは言っても踊り場でフラフラしているだけで、階段を上り下りしないようなので放っておきました。ここ2・3日そのような行動を見守っていましたが、最近上階に何やら興味を持ち始めたようで・・暫くの後探しに行くと毎回4階の踊り場で座り込んでおりました。<何かお気に入りの原因があるのかな・・>
そして昨夜の事、またまた姿が見当たらないなと階段を上って4階まで行ってみましたが、退助の姿がありません。そして5階で何やら物音がするので行ってみると、エステサロンの従業員の若いお姉さんが立っておりました。「すいません、犬が来てませんでしたか?」「・・うちのスタッフがエレベーターで2階に連れて行きましたよ。」「そうですか・・すいません。」急いで階段を2階にまで下りました。そこへエレベーターが到着し、中から綺麗な女性が退助を抱き抱えて降りてきました。「・・この子は何処の子でしょうか?」「すいません、この店で飼ってます。」<俺はこの場所を動かんぞ・・>顔の退助を貰い受けると「可愛いワンちゃんですね!」とお姉さん。「ありがとうございます!貴女も・・」退助のファインプレーです。こうなると奴の外出を大目に見てやるしか・・
そして夜の22時過ぎ、店内貸し卓4組でフリーはなし。また暫く退助の姿を見掛けておりません。階段を6階まで上がって行きましたが発見できず。多少の不安と共に1階まで下りて探してみましたがおらず。<これは・・ビルの外に出たな・・>ちなみに1階出入り口は自動ドアになっております。いつも散歩の時に出入りしているので何の恐れも持たず出て行ったんだろうな・・。目の前には大津通り、片側3車線で結構な交通量です。近くを探してみましたが見当たらず。営業中という状況ではこれ以上お店を離れていられません。~つづく~

退助近況報告の巻

2013年04月06日 | Weblog


武蔵の待ち席で退助が眠っております。お店で寝泊りを始めてはや3週間が経ちました。環境の変化によるストレスとかで体調面を心配しておりましたが・・毎日元気にお客様の周囲を走り回っております。お客様も概ね退助に対しては寛容で、食べ物をくれたり、抱き上げて可愛がってくれたりで・・幸せそうな毎日を送っております。今まで飼い主の私の前では寝ている姿など数回しか見せたことがありませんでしたが、最近では目一杯遊び回っているせいか、力尽きて眠り込んでいる姿を毎日見掛けます。