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ロマンチストの豚とわたし

2010年09月15日 | コンサート
今夜のコンサート、諸富満希子さんは私と同じぐらいの年代です。

しかし、その声は歳を(失礼)感じさせず、鍛錬された美しいお声でした。

歌も楽しかったです。あっという間に終わってしまったと思ったのですから、やはり楽しかったのです。

日本語の歌や黒人霊歌、バーンスタイン作曲の歌などバラエティーでしたが、諸富さんが仰るように同じ英語の歌でもやはりハイドンなどの英国の歌よりアメリカの黒人霊歌やバーンスタインの方が分かりやすく大衆性があって聴きやすかったですね。

とても張りのはる美しいお声で癒されました。

その中で、聴いていてふとその歌詞に心がとまったのが、「ロマンチストの豚」でした。


ロマンチストの豚がいた
こころはやさしくておしりはまるく
ほそいひとみをまばたいて
いつもはなをならしていた

ロマンチストの豚、ロマンチストの豚
夢みる夜のあこがれに
みもだえしながらせつなくねむる

ロマンチストの豚がいた
暮らしはひどくて希望もないが
しかしほほえみわすれず
いつも歌をうたっていた


まあ、なんと私みたい!と。

こころは優しく、お尻はまるく、瞳は細くて、いつも歌をうたっている。
暮らしはひどくて(そうね)、希望もないが(いえいえ、ここは違っている)、
私には希望がいっぱいある。

でも苦しくっても微笑み忘れず歌をうたっていよう。

この後、ロマンチストの豚には羽が生えて飛んで行ってしまうのですが、そこは違いますね。
私は決して飛んでいかない。

地を這いずって、大地に足を踏ん張って、現実を生きて行く。
決して空へ飛んで行ったっきりにはならないのです。

歌を聴きに行って、変な事に共感してしまった夜でした。


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