愚痴聞きも商売

2つ目の話題。　

今、「愚痴を聞く」のが商売になるそうです。

10分1000円ぐらいで、電話で愚痴を話して聞いてもらうのだそうです。

愚痴をこぼす相手がいなくて、お金を払ってでも愚痴を聞いて欲しいのだそうです。

なんと、そんな商売があるの？と驚きでしたが、聞いていて悲しかったです。　
誰にも愚痴をこぼせる人がいないのかしらと。

現代を生きている私たちは、そんなに人間関係が気薄なのでしょうか。

そんなに良いカッコしいで生きているのでしょうか。

う～ん、と自分を振り返った時、私にはいたのです！
20数年も愚痴を聞き合っている友人が。


彼女と知り合ったのは独身時代。
その後、結婚の相談、子育ての悩み、仕事の悩み、家族のこと、等々、本当によく話して来ました。

「ねえ、ちょっと良いかしら・・・」から始まり、思いっきり愚痴ります。相手はお互い聞いていて、相槌を入れながら、喋りたいだけしゃべらせてから、「それって、あなたが悪いんじゃない」とか「相手が悪いと愚痴っても仕方ない、自分が変わりなさいよ」みたいに、それはずけずけと指摘されます。

でも、喋って愚痴っているうちに自分の中で整理されて来て、気持ちもおさまって来るから不思議。
そのうちに「やっぱり○○ね、頑張るしかないわね」とか「考え方変えよう」などと解決策が見えてくるのです。

彼女は名古屋に住んでいて、私たちは遠距離恋愛じゃなく、遠距離友情。電話代は家計にひびく時もありましたが、ストレスを貯めて病気になってお医者にかかることを考えたら電話代はお安いものでした。

私達、商売だったら、もの凄く稼いでいましたね、きっと。

いや、彼女がいたからこそ、今の私がある。　良いことも悪いこともみんな知っている。そうそう、愚痴だけじゃなく、良いことの報告も入れていました。とにかく感謝そのものです。


でも、気がつきました。最近は電話がめったに無くなったことを。

私が専業主婦でなくなった為、時間のないのも理由でありますが、それよりもお互い愚痴が出なくなったのが大きな理由です。（電話の無いのは元気な証拠とお互い認めていて）

私の場合、周りに愚痴る要素が無くなったと気がつきました。不満に思ったり、怒ったりする現象が今年に入ってから、極端に無くなったように思えます。

これってスタンスが変わったからでしょうか？

今日もコーチングを受けていて、そのことに気がついて、少しは成長したようでちょっと嬉しくなった一日でした。

これもコーチのお陰であります。

生きているって、みんなのお陰なんですね。　感謝です！