ロニー自伝出版へ

「Rainbow in the dark : ロニー・ジェイムス・ディオ自叙伝」
MTVブックスから、2012年の春に出版されることになった。

50年近くもの間、数千万枚のアルバムを売り上げ世界的な成功を収めてきたロニー・ジェイムス・ディオが驚くべき人生を自ら執筆し、50枚以上の写真を掲載した自叙伝が遂に発売になる。

未亡人でマネージャーのウェンディ・ディオは最近のインタビューの中で、ロニーの自伝は生前に3/4が書きあがっており、残りの部分を彼女が2011年6月までの書き終えて、翌春出版になると明らかにした。

「歌詞でも何でもロニーは全部いつも手書きで行っていました」VH1 CLASSIC ROCK NIGHTSでウェンディはこう語った。「彼はコンピューターは使いませんでした。だから自伝も手書きで書いて、彼はそれを私に渡し、私は自分のアシスタントに渡して、彼女がタイプしました。もちろん私は全部を読みましたが、それはそれは面白い内容です。彼の書く物語は本当に面白いのです。彼は作家でした。ロニーはいつも物語りの作家であり、この自伝も素晴らしい物語です」

「Rainbow In The Dark: ロニー・ジェイムス・ディオ自叙伝」は、競売でMTV Booksの編集部シニア・ディレクターのJacob Hoyeに販売された。

☆☆☆

やっと本格的に出版へと動くわけですね。
ただロニーの生前のインタビューでは、2009年後半まで「自伝を書いているが、まだ70年代の部分だ」と言っていたんですよね。
闘病中も、化学療法をして家に帰ってきているときは、自伝を書いたり音楽を創ったりしていると、ウェンディがレポートしていました。
が、果たしてあれから3/4も書き終わったんだろうか？という辺りが甚だ疑問ではあります。だって70年代だけでも相当な珍事満載でしょうに、80年代の変遷を書き上げるのは大仕事です。そこから90年代、2000年代・・・・ね、長い道のりでしょう？
ただウェンディも言っている通り、ロニーの文章は一流ですから(なにしろ国語科卒業だし、本人自身が自らを書き物の専門家だと称していました)、ウェンディ以外に誰かが何かを書き足したとしたら、読めばある程度分かるでしょうね。

しかし来年6月にウェンディが書き上げるのなら、来年中に出せばいいものを・・・。
そんなに私たちを待たせなくても。と思うのでした。