ヴィニーからメッセージがありました。
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ジミー・ベイン - 友人であり兄弟でありバンドメイトでもある彼は、2016年1月23日土曜日に亡くなった。
検死官の報告によると、公式な死因は肺ガンとのことだ。ジミーは肺ガンのことを知らなかったが、肺炎にかかっていたことは知っていて治療を受けていた。だからといって彼は活動を止めることも休むこともなく、一日に4時間のリハーサルをして、デフレパードのロック・クルーズに参加するためにマイアミ行きのフライトに乗った。航海前のライブとサウンドチェックが翌日に予定されていた。その夜のライブでは、ジミーは素晴らしい演奏をし、歌まで歌った。重いベースギターを持って、不満を言うことも助けを求めることもなかった。
翌日、俺たちは5日間のクルーズに出発し、4日目の日曜日に演奏する予定だった。そのライブは実現しなかった。ジミーはその前夜に自分のキャビンで亡くなってしまい、俺たちは驚愕してしまった。
ジミーは騎兵だった。彼は自分が愛したバンドや、音楽、ファンに全てを捧げた。誰のこともがっかりさせたくなかったんだ。こんなに具合が悪くて気分も優れないのに、スケジュールを決行しようとした奴を俺は他に知らない。
彼は俺たちでレコーディングしたニューアルバムをとても気に入っていて誇りに思っていた。だからリリースまで生きていられなかったのはとても不運で悲しいことだ。
俺たちはみんな、もう一度ツアーに出て一緒に演奏し、あの魔法が起こることを楽しみにしていたんだ。
ジミー・ベインという素晴らしい人物を悼む彼の家族、多くの友人たち、そしてファンのみんなに俺たちの祈りを捧げます。
Vinny
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肺癌だったとは。そしてそのことを肺炎の治療を受けていながら、本人も医師も気づかなかったとは。もしも直接の死因が本当に肺癌によるものだとすれば、相当な症状が出たはずだし、歌が歌える状況じゃなかったはず。例えドラッグで痛みが麻痺するようなことがあったとしても、です。肺癌て種類がいくつもあって、気づきにくいものも多いけれど、直接の死因は恐らくコレじゃないんでしょうね。
ヴィヴィアンのガンに気をとられていて、誰もジミーの病気のことには気づきませんでしたね。でも彼もロニーと同じで、病や肉体よりも音楽、という体質だったんじゃないかな。死ぬ間際まで現役でいられたこと、ミュージシャン冥利に尽きると本人は言うかもしれません。
肺を病む人は、悲しみが原因だったりします。麻薬にはまってしまうのもつきつめると大きな悲しみや孤独を抱えていたのかもしれません。
いずれにせよ今は痛みから解放されて、私たちのすぐ横で嬉々として走り回っている、と私は思います。
ジミーがこちらに想いを残していない限りは、今頃は家族の出迎えを受けて嬉々として走り回っているはずです!
おっしゃるとおり今頃はすっかり全快していることでしょうね!