さてさて、最近ブログが更新されていなかったのでお気づきの
方もいらっしゃったとは思いますが、またまたグラナダに行って
きました。
今回は、ちょっと用事があったのですこし長い滞在となりましたが
面白い出会いもあって有意義な時間でした。
ところで、桜に似たアーモンドの花が終わったとおもったら
本物の桜が咲いていましたよ。 日本の桜は如何でしょうか
ちなみに私は日本の夜桜が大好きです
ところで、この桜はさくらんぼ
用の桜なのですが
彼のお父さんが「日本には桜が沢山あるんだって? さぞかし
さくらんぼが美味しいんだろうね。」と言うので日本の桜の
大部分は観賞用であまりさくらんぼの木はないと答えたら
「何てこった!そんなに食用にならない木ばかりを植えるなんて」
と驚いていました。
そりゃそうだ、良く考えてみたら彼の家やCortijo(農地)に植えてある
木は全部食用です。柿、桃、イチヂク、プラム、葡萄、オリーブ、豆りんご
梨、アーモンド、松、桜(さくらんぼ用)、レモン、びわ、ざくろetc、、、。
内戦後の食料難の時代に生まれ育ったお父さん世代。
それでも小さな農地を持っていたから何とか食いつないできたけれども
彼らにとっては食べられないものを植えるというのが理解の出来ない事
なのかもしれませんね。
それはそうと、先日「Triguerro」という野生のアスパラガスの事を
ご紹介しましたが、やっとグラナダの彼のおばあちゃんのCortijo
(農地)にも季節がやってきました。 ここの所の彼のお父さんの
毎朝の日課は、この野生のアスパラを探す事と「Colleja」(コジェハ)
という食用の野草を探すことです。毎朝出かけて行っては袋に
いっぱいの野草を採ってきます。
コレが「Colleja」コジェハです。やわらかくて
美味しそうでしょう? 味はほうれん草に似ていますが
ほうれん草よりクセがなく日本食の胡麻和えもあいそうな感じです。
そして、
私の大好きなアスパラです。野生のアスパラなのでちょっと苦味が
あるけど、市場で売ってるものより新鮮だし、やわらかいのを選んで
採ってきているので塩茹でしてマヨネーズをつけて食べてもいけそうな
感じ。
と、言う事で、、、
朝に採ってきたばかりのアスパラを早速夕食に出しました。
自然と共に生活している感じでとても素敵ですね。
わたしの家でも小さい頃、わらびや蕗、採ってきた筍を食べていた事を
思い出しました。
北海道ではもうすぐ蕗の季節ですね
うちの彼のお祖母ちゃん持ちで、彼のお父さんが管理している
オリーブ畑。
豊作時に20トン以上のオリーブがとれ(今年は凶作だったので
5トン程度)出荷し、出来たオリーブオイルを使うだけでなく
食用に漬けたのを食べたり、冬には、いらなくなった枝(と
言っても太いのでは直径4~50センチにもなります)を
暖炉に使用して暖房にしたり、色々なところでとても役立って
います。
以前住んでいた所でやっていた、中世風のマーケット。そこで
オリーブの木で作ったサラダボールや、スプーン、ある料理番組で
使っているオリーブのまな板。それらを見てから、とりこに
なってしまいました。
独特の木目が凄く美しいんです。
でも、お値段は、、、、、、
とてもじゃないけど、全部そろえようなんてちょっと言えません。
せめて、サラダボールの1つや2つ、、、などと、商品の前で
葛藤していると、うちの彼
「うちに、あれだけオリーブの木があるんだから、1つや2つ
いらない大きな枝が絶対あるよ。それを、知り合いの材木屋に持って
行ってさー、自分達で作ろうよ。」
と、言ってきました。
、、、、、、フム そういう手がありましたか、、、。
ここは、1つ自分達で挑戦してみて、それでもダメなら
買いましょうということになりました。
さすが、似たものカップル。ケチケチ度までも良く似ていますよ。
さっそく、暖炉行きとなった薪用の大きな枝の中から何本か選びます。
その後、うちの彼がお父さんのいないところで、突然チェーンソー
を持ち出し、薪用のオリーブを切り始めました。
自慢じゃないですが、うちの彼は力仕事は何でもござれのお父さん
と違って、文科系。 普段コンピュータを相手に仕事をしている
その彼がチェーンソー。危なっかしくて見ていられません
彼のお母さんも同じく感じたようで、早速止めに入りました。
「お父さんがいるときにしなさい!」
彼、「父さんが以前使い方を教えてくれたから大丈夫だって!」
私、お母さん「いや、でも、なんかあったら困るから、今は
やめときなさい!。」
言う事をきかずにチェーンソーを使い続ける息子に業をにやし
お母さんは、斜め向かいに住む叔父さん(この人も力仕事系
大得意)を呼びに言ってしまいました。
はらはらしながら彼の危なっかしいチェーンソー使いを見ていると
叔父さんがやってきて。
「何だか危ない手つきだねぇ、、、。ちょっと貸してみな。」
と言って代わりに、切ってくれることになりました。
「なんだよ、もう!皆して怖がって!」と彼はご立腹ぎみでした
が、体が2つに分かれてからじゃ遅いですからね
結局、叔父さんが切ってくれた薪用のオリーブは虫食いがあることが
判明し、後日もっと良い木を探す事になりました。
そんなこんなで、1~2ヶ月が経ち、、、。
先週、彼のお父さんがジャガイモを植えに行った帰り、にやにや
しながら差し出したのがコレ。
「いい枝があったから、材木屋行って切り出してもらってきたよ
まな板にいいだろ?」
おぉ~! 一同大拍手
コレで、樹齢150年から200年のものなんですって。
切り出してみてわかった事は、オリーブの美しい木目は
中のほうの古い部分にしかないという事です。
新しい部分は普通です。
と、言う事は製品化されてお店で売っているのはすべて古い部分。
あの美しい木目のある部分で大きなサラダボールを切り出すとしたら
もっと古い木が必要なのです。
値段の高さの理由が、よくわかりました。
しかも、オリーブの木で作ったものは他のものに比べ
とても重いです。
同じ敷地内に住む彼の親戚がワラワラと集まってきます。
「素敵ねぇ~。うちにも1つ作ってもらおうかしら。」
「オリーブの木目ってきれいなのねぇ、、、。」
「コレって、買うと高いのよ~。」
などなど、、、大評判です。
せっかくなので、きれいに紙やすりをかける事にしました。
そして、出来上がったもの
、、、、、、この上で物を切るのがもったいない感じです
と、いうことでさっそく生ハムや、チーズをのせるTabla(タブラ)
として使用することになりました。
まだまだ、削りたてで若いので、これからもっと味のある
色になっていくのが楽しみです
お寿司とか乗せてもおいしそうかもしれないですね~。
さて、飽きもせずにまたまたGranadaに行って来ました
(帰ってきましたというのが適当なのかな?)
村は標高の高い所にあって、市内よりちょっと気温が下がるのですが
それでも日差しはずいぶん暖かくなりましたよ。
近所のアーモンドの木も、もう満開です。
まるで日本のどこかの風景の様じゃないですか?
ところで、皆さんがグラナダに来ると見られるSierra Nevada
(シエラ ネバダ)ネバダ山脈ですが、山に名前があるのを
ご存知ですか?
グラナダ市内から一番よく、高く見える山、あれはVeleta(ベレタ)
といってイベリア半島では3番目に高い所にあたります。
イベリア半島で一番高い、シエラ ネバダの中でも一番高い山
はMulhacen(ムラセン)といって丁度ベレタの左側にあります。
写真で見ると、、、。
右から
Veleta(ベレタ)3392メートル
Mulhacen(ムラセン)3478メートル
Alcazaba(アルカサバ)
と、なります。
Mulhacen(ムラセン)の名前の由来は昔ここらを支配していた
Al-Andaluzの王様の名前からとっているそうです。
ちなみに個人的には、一番左のAlcazaba(アルカサバ)が
大好きです。 本当に名前の通りアルカサバ(城郭)に見えませんか?
、、、、、、グラナダはもう春ですが。ネバダ山脈の雪解けは
まだまだ先になりそうです
苦手な方は、読み飛ばしてくださいませ。

今回は、Morcilla(モルシージャ、血のソーセージ作り)です。
スペインでも地方によって色々な作り方があるようです。
たとえば、何度か買ったアストゥリアス地方のものは、油分が
ゴロゴロと塊になって入っていて、ちょっと食べられたものでは
ありませんでした。

ダシ用なんでしょうか、、、。安物を買ったつもりはなかったの
ですが、高いものも安いものも同じようなかんじでした。
それに比べMolinilloで作られるものはひと味もふた味も違います。
うちの彼に言わせると、昔、マドリにあるアルゼンチン料理
レストランで食べたものがMolinilloのに似ていて美味しかった
との事ですが。私には、Molinillo、あるいはこの近辺で作られる
物がスペインで一番美味しいのではないかと思います。
この美味しさの秘密はコレ


大量の玉ねぎにあります。
豚

コレが完全に生臭さを消し、まろやかなほんのりとあまみの
あるMorcillaに仕上げます。
そして、チョリソーには茹でてすりつぶした乾燥パプリカ
を使いますが、Morcillaにはこちら



低温の油でじっくり揚げたパプリカのすりつぶしたものや
実にいろんな種類のスパイスやハーブが使われます。
さて、大量の玉ねぎですが、コレは前日に処理されていました。
この日は獣医師である叔母さんのだんなさんが、仕事が終わってから
とりたての新鮮な血を持ってくるので午後からの作業になって
しまうからです。そこから玉ねぎを準備したのでは真夜中

なってしまいます。

玉ねぎは、皮をむき、煮てから機械にかけてつぶされ、水分を
切っておきます。

これまた、朝採りたての新鮮なラードを余分な皮をはぎ
機械ですりつぶしておきます。


ラード、処理済の玉ねぎにスパイス、パプリカを混ぜ
(桶の大きさがちょっとしたベビーバスぐらいなので
4人で力いっぱい混ぜます


今回は約2頭分、10リットルの豚の血を入れます。
さらによーく混ぜた後、チョリソーやサルチーチャと同じように
腸詰され、タコ糸で括られます。
あっ、腸詰の前に一度中身をフライパンで炒めてから味見します。
今回は、彼の従姉妹のカルメンシータも食べるという事で鷹の爪
は控えめにされました。



そして、すべて茹でて寒くて乾燥したところにつるされます。

この後、これらは冷凍庫保存し、普通に加熱したり
煮込み料理に入れたりして食べられます。
もっと味を濃くして、よーく干したものは普通に切って
出されます。
血のソーセージというと名前を聞いただけで嫌がる方も
いますが、この地方のは本当に美味しいです。グラナダに
行かれたら、だまされたと思ってぜひ一度試して
いただきたいと思います。

さて、マタンサの際の豚は余す所なく使われます(骨、腸などの
内臓以外)。
大昔は、腸も中をきれいに洗ってソーセージの皮に使っていたそうですが
その作業に大変手間がかかり、臭いもなかなか消えない事から
現在はお店で売っている塩漬けの物を買ってくるそうです。
豚を切り分けるのは主に彼のおじいちゃんがやっていたそうで
ヒレ肉などの美味しい部分は、普通に焼いて食べる用に、肺や
肝臓などの腐りやすい部分はその日の昼食になります。
さっさと食べてしまわないと、もう次の日には捨てなければ
いけなくなるので、冷蔵庫もなく、食料の少なかった昔ならではの
生活ですね。
さて、チョリソーはモモ肉や肩肉、ばら肉を使って作られます。
モモ肉は本来生ハムを作るのに使われるのですが、Venta del
Molinilloの主人であったお祖父ちゃん亡き今は、誰も作らなく
なってしまったそうです。
今回、叔母さんの家ではチョリソー作りの後、余った部分の肉や
豚足、耳など残った部分をすべて熱湯で茹で、ソーセージ作りを
開始しました。
茹で上がったものから、食べられる部分をはずし、機械にかけ
ひき肉にしていきます。
そこに、色々なタイプの胡椒(粒、荒引き、粉)と塩を混ぜ
腸詰にしていきます。
ハーブなんかを混ぜるのかと思っていたのですが、Molinilloの
ソーセージは、すべて胡椒と塩だけの味付けだそうです。
この巨大な腸詰の機械はドイツ製だそうです。まるで巨大な
注射器のようですね。ちなみに、これはMolinilloのでは
なく借り物だそうです。
お肉を入れて
空気が入らないようにしながら詰めていきます。
この後、紐で縛ってつるし、寒い所において乾燥させます。
ちなみに、このソーセージは中身に火を通してあるので
良く干して、このまま切って食卓に並びます。
とってもおいしいですよ
ところで、これらの作業は、重いものを運んだり、湯を沸かしたり
などをのぞきすべて女性たちが行います。
豚を肉屋から買ってくるようになって男性達の仕事が減ったのも
ありますが、この間男性達が何をしているかというと、、、。
1、子供のお守り
2、談笑
3、どこかにふらっと消える
4、見てるだけ
、、、、、、ちなみにうちの彼は、彼の従兄弟とどこかに
消えてしまいました。この後のMorcilla(モルシージャ)
の準備の為の玉ねぎを一袋移動しただけでした
Matanza(マタンサ)その3に続く

スペイン語の辞書を開くと、Matanzaは大虐殺などと訳されます。
しかし、今回は豚をし、皆さんの大好きなJamon(ハモン、
生ハム)やChorizo(チョリソ)を作る儀式または時期のこと
を指します。
グラナダの彼の実家に行くと、彼の叔母さんが「Maerilla
明日からうちでMatanzaやるわよ。良かったら見に来ない?」
と誘ってくれました。
いつも一緒にMatanzaをしている彼のお父さん方の叔母さん一家
が叔父さんの病気で今年は大々的なMatanzaを出来ないのを
知って、彼のお母さん方の叔母さんが誘ってくれたようです。
このブログのタイトルでもある「Venta del Molinillo」の
元住人でもあり、そこの味を引き継いでいる家族の一人です
もちろん行かないわけにはいきません。
丁度良い時にスペインを大きな低気圧が通過していて、雪が
降り積もるほどの寒ーい週末となりました

Matanzaにはこの寒さが欠かせません(腐っちゃわないように)
さて、本格的なマタンサは昔「Venta del molinillo」でも
やっていた様に豚

と面倒な事や、気分の良くないこと

(ちなみに、近所で本格的マタンサをやっているのを見(聞き?
ましたが、あの豚の必死な鳴き声がどうもかわいそうでなりません)
最近では、肉屋に頼んでその日の朝した新鮮な丸ごとの豚
を手に入れることが多くなっています。
例外なく、彼の叔母さんの家でも妹のだんなさんの一人が
獣医師で食肉検査施設で働いている事を利用して、新鮮な
良い豚

豚の値段は150ユーロから200ユーロ(1ユーロ約150円くらいで
換算して下さい)くらいだそうです。
いがいと安いですよね。
他にも、玉ねぎを買ったり、スパイスを買ったりして
お金はかかるのですが、お店で出来たものを買うより
美味しくて安上がりかもしれません。
そんなこんなで、色々と質問攻めにし「日本のスパイだな
作り方を覚えて日本で作って儲けるつもりだろ。」などど
叔父さんたちに冗談を言われつつも見学することになりました。
チョリソーの作り方は以前、彼のお母さんに教えてもらい
一緒に作って覚えているのですが、今回は「Salchicha
(サルチーチャ、ソーセージ)」と「Morcilla(モルシージャ
豚の血のソーセージ)」作りに参加させてもらいました。

Matanza(マタンサ)その2に続きます
週末から昨日のアンダルシアの日まで4日間グラナダに
行ってきました。
いつもよりちょっと長い滞在でしたが、ちょっとした
イベントがあり(詳しくはこの後の日記に書きますね)
あっという間の滞在でした。
ところで、「アンダルシアの日」ですが、彼が言うには
「建国記念日の州バージョン」だそうで、フランコの時代は
各州の自治が認められていなかったので、1980年に晴れて地方自治が
州として出来る事になった事を記念して決められた日だそうです。
そんなこんなで、TVや新聞では「アンダルシアの日」特集や
記念式典の模様を放送していたりしていました。
去年はマドリッドに住んでいたから私たちはお休みじゃなくって
学校行ったり、仕事してたりしたので特に何もありませんでした
ところで、彼のお父さんが朝起きてすぐにした事。
それは、、、
新聞「El Pais」(エルパイス紙)を買う事
なぜかというと、うちの彼の働いている部署(Administracion
Electronica)が新聞の「アンダルシアの日特集」に出たからです。
私たちが、朝起きるとしっかりと2部の新聞がサロンに
もちろん一つは私たち用、もう一つは彼の実家用です。
朝食の前に早速写真を探します
ありました、ありました。
しかし、、、、、、
彼「20数枚写真をとったのに、よりによってこの写真を
使うなんて、、、」
彼は人と人の隙間からちょっと顔を出す程度しかうつってなかった
のでした。
ちょっぴりガッカリですが、新聞に紹介された記事内容には満足
したようです。
ちなみに、あとで彼のお祖母ちゃんに新聞を見たか聞くと
「見たよ、コレでしょ、、、。」とおもむろに新聞を広げ
全く違う記事の全く違う人物を指差して嬉しそうに
していたのでした
さて、以前どこかに書いたと思いますが(書いたかな??)
うちの彼の実家にオリーブ畑があります。
本格的なオリーブ農家というわけではなく、彼のお祖父さんが
持っていた土地で、今はおばあちゃんの名義になっているため
誰かが世話をしなければいけません。
と、いうことで長男である彼のお父さんが主に世話をしているのですが
お祖父さんが残してくれたものの中にちょっとしたブドウ畑もあります。
そこで作られるぶどうを素に彼のお父さんが自家製ワイン作りを
数年前から始めたのですが、最近、段々と本格的になってきて
去年は熟成させるための樽も買い、今年ぐらいから
売っているワインにも負けないおいしいものが飲めるように
なって来ました。
ぶどうの出来も関係していると言いますが、2004年に収穫した
ぶどうで作ったものは知り合いに分けて欲しいと言われる
程です。
そこで、せっかくなので彼の妹がデザインしたラベルをつけて
みることにしました。
デザインは彼の妹、プリント処理するのはInformaticoである
彼の役目です。(私は出来たものを飲む係り)
絵は、建築家のたまごでもある彼の妹がお父さんの
生まれ育ったCortijoを元にデザインしたものです。
彼女の書いたアルハンブラの横を流れるDarro川の絵を
持っていますが、いつ見ても繊細で懐かしくなるタッチです。
こうして見ると、本当にお店で売ってそうですね。
彼のお父さんは大満足。特にかわいい自分の娘がデザインした
ものだからなおさらですね。
来年は、本格的なフィルターを買って、沈殿物が残らないように
するそうです。
しかも2005年分の収穫は干ばつで良い葡萄が取れたそうなので
来年のワインがもっと楽しみです
またこの週末グラナダに行ってきました。
一週間前の寒波でこの辺もだいぶん雪が積もったそうですが
今はすっかりとけてしまっています。
寒さは、セビージャの比ではないのですが、寒い寒いと
家に閉じこもっているのもなんなので、散歩してみることにしました。
村から、Nacimiento(泉)へ向かって歩きます。
この泉はアルハンブラの横を通るDarro川へ注ぎ、やがては
Guadalquivir川へ合流します。
歩いていくと、村の出口で思いもかけないものに遭遇しました。
桜の木に見えますね。でも、実はアーモンドの木なんです。
なんと、アーモンドの花が咲き始めていました。
グラナダに来るときは夜で気がつかなかったのですが
セビージャに戻るとき見ると結構咲き始めてる木を見かけました。
ちょっとした、お花見気分です
村を出て山道をゆっくり歩きます。
谷の下の方では川の流れる音が聞こえます。
この道をもう少し行ったところに泉があるのですが
残念ながら時間切れとなってしまいました。
お昼ご飯の時間が迫っていたので戻らなくちゃいけません。
以前は40分ぐらい歩いて着いたはずなのですが
この日は1時間歩いても着きませんでした。
、、、、、、どうしてかって?
原因はコレです。
道を歩いているとアラ大変!見覚えのあるハーブだらけ
これはもって帰らなくちゃいけませんよ。
丁度、タイムとオレガノが切れるところだったので
ホクホクと摘んでいたのです。
彼は「Maerillaがあれもこれもって拾うから時間が
なくなっちゃったよ。」と呆れ顔
と、いう彼もラベンダーを摘んで「いいにおいだねぇ、、、。」
なんて言っていたのでした。
Granadaでの滞在中、以前から彼の友人達の間で
評判のレストラン「El Caldero」に行ってきました。
このレストラン「El Fargue」(エル ファルゲ)という
グラナダ市内から車で約10分ほどの小高い丘の上の村の
入り口にあります。
レストランに着くとやはり駐車場はいっぱいで、このレストランの
人気の高さをうかがわせます。
周りは、自然いっぱいでオリーブ畑とネバダ山脈がまん前に
見え、そこに丁度羊飼いの群れが通りました
さっそく、中に入ります。
その日はとてもよい天気だったので、外で前菜代わりに
一杯飲んでから中でメインを食べる家族連れが多く、運良く
すぐにテーブルにつくことができました。
まずは前菜。
適当にサラダ、コロッケなどをつまみながらメインが来るのを
待ちます。
ここでのお勧めはコレ!
「子羊の蜂蜜、梅、レーズン煮込みとクスクス」
この子羊は、セグラ山脈というCazorla山脈に続く
一帯で育った子羊だそうで、とてもやわらかくおいしかったです
また、ボリュームがすごくてお店の人に
「一人分頼めば、前菜にサラダかなんかで十分2人でお腹
いっぱいになるよ。」と言われました。
その後、ビール、ワイン
をおかわりしつつのんびり雑談
そして、デザート、、、、、、
デザートを頼んだ時点で、皆、もうお腹一杯
だったので、6人で一皿の盛り合わせを頼んだのですが
、、、、、、皆しばし絶句、、、。
もちろん、私は、ひとさじづつ味見してギブアップしました。
とってもおいしかったのですが、とっても危険
でも、噂どおりボリューム満点でちょっとひねったメニューの
ある素敵なレストランでした。El Fargue村 まではグラナダ市内(Puerta Real)
からLinea F(F線)のバスに乗ればたどり着けます。
バスの本数がそんなに無いので、もし行かれる方は
運行時間に注意してください。