養生薬膳料理研究会

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糖尿病のための薬膳

2013-09-13 21:33:24 | 症例研究科

9月の症例研究科テーマは「糖尿病」でした。

 

糖尿病は日本では、予備軍含めれば4人に1人。

などと、国民病のようなものに格上げされてます(笑)

 

わたし達の考え方では

糖尿=肥満の方。という印象が強いと思います。

 

実際、内臓脂肪の多い方は、糖尿病に罹患する率が高くなりますが

なぜに内臓脂肪が増えるのかというと

 

食事後の高血糖時に体を使わないことで出来やすくなるみたいですね。

 

なんて贅沢な病。(先天的な遺伝は含まず)

・・・と思ってしまいがちですが~

 

実は、糖や脂肪などは血液にあふれていても

細胞にそれらを取り込めないのが糖尿病なので

 

栄養(余分なもの)があふれているにも関わらず

実際は「細胞が栄養失調」という実態。

 

現代文明生活そのもののよーです。

モノばっかりあふれて、しかも本当の意味では必要のないもので、

そして絶対的に必要なことには手をつけていない。

というところが、まさにね・・・・

 

さすが国民病(笑)

生活環境と人間体内環境は一致するものなんですね。

という黒々した結論に至ったのでしたw

 

今回の糖尿病メニューです。

 

 

ランゲルハンス島の分泌を促すかぼちゃを

ぎりぎりで火通しをした

かぼちゃのhalf-raw スープ

 

黒豆と漢方薬の黄精を炊き込んだ煮物。

この2つを組み合わせると降血糖・降血圧効果があるそうです。

 

スプラウトとカシュークリーム、アボカドをあわせた

raw寿司。それに人参とフラックスシードオイルで作ったソースを添えて。

酵素は糖尿病回復にキーになるそうなので(外国のサイト調べ)ご紹介しました。

 

冬瓜の煮物に湯葉とトマトあんをかけて。

セロリ&コリアンダーソースと。

 

黒豆の煮物を転用して

粟と長芋とあわせて作ったゴマおやき。

腎の養生食です。

 

糖尿病であれ、どんな病であれ

いかに「原因」を見つけ出すかがキーになります。

今回はいろんなものを想定して、それに対するアプローチ料理でした。

 

このキー探しは、家族でも無理があるかなと。

自分自身による過去への旅です。

 


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