養生薬膳料理研究会

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症例研究科「肥満」のための薬膳料理

2014-04-08 22:04:17 | 症例研究科

すっかり随分とご無沙汰しております・・・

4月からスタートする教室も、私の望みどおりに、

秋期教室よりも少な目の人数で開催することになりました。

季節の火曜日コースだけ、ぱんぱんですが

ほかの曜日はるるらら~~~ ですw

 

夏は暑いので、ガス火は可能な限り少なく=テーブル数少なく。が一番

いろんな、広~い意味での省エネっす(笑)

 

さて、4月の症例研究科、テーマは「肥満」でした。

 

肥満=食べすぎや運動不足などのイメージがあり

対策もカロリー制限や運動療法などが勧められているのが実情ですね。

りんごダイエット・こんにゃくダイエット・たまごダイエット・糖質オフダイエット(低インシュリン)などなど

挙げればキリがありませんが、どのダイエット方法も

「体質」と「肥満の原因」の因果関係を考慮していない(かなー)と思います。

 

東洋医学では、肥満は体力の弱り=排泄力の弱りと考えるため

元気のない体質(気虚・血虚・陽虚)が原因のケースが多いと捉えています。

 

そのため、<体力がなく>排泄力が弱って、老廃物を蓄積してしまったタイプに

いきなり運動とか、りんごやこんにゃくなどの低カロリーダイエットが効果があるのかと問われれば

さぁ、それはどーでしょーになるわけですね。

 

とゆわけで、

薬膳の肥満対策メニューには「羊肉のカレー」などが登場し

考え方のベースを知らなければ、びっくりくりくりするメニュー多々です。

ちなみに羊肉は体を猛烈に温め、カレーに使われるスパイスも内臓を温めるものが多い

と、考えるのが薬膳なので

上記のカレーは冷え性の肥満の方に適しているとなります。

ローカロリーのイメージからはほど遠いですね(笑)

 

今回のメニューは「代謝をよくする」をサブテーマにして

rawfood をいくつか取り入れました。

ズッキーニのパスタ 大根とわかめのソース 生キンピラ添え

これは、胃に熱がたまり、口臭や体臭がキツイ 冬でも半そででOK という

内臓が熱々タイプの方用です。

 

アラメと新玉ねぎのサラダ

乳製品やコレステロール、動物性脂肪除去メニューです。

アラメは特に子宮デトックスにも良い食材だそうです。

 

独活とこんにゃくの当座和え

通便メニューです。

 

これにコレステロール値↓ &胃腸粘膜保護の

オートミールと長芋のとろり粥の計4品でした

 

肥満=排泄力ダウンが原因の場合は

「胃に余力を残す」が最大テーマになります。

 

胃は小腸・大腸の上位にあり

この2つをコントロールするのが「胃」

便秘でもなんでも小腸・大腸系のトラブルは、まずは胃の働きを復活させることが大事です。

 

食事も、お腹いっぱいになると眠くなりますが

余力を残していると、食後の眠気は起こりにくいです。

そして排泄力も胃に余力があれば、復活してくると。

分かっちゃいるけど~~~ 出来ているかと言われれば~

と、脳内ソングが流れっぱなしでした。 うふ。


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