養生薬膳料理研究会

旧:マクロビオティック薬膳研究会から名称変更しました。
研究会の活動内容やイベント情報などをお知らせします♪

体質別養生コース「血虚メニュー」@春期

2014-06-19 18:39:24 | 体質別養生コース

気虚・陽虚に続いての「血虚」です。

 

気は臓腑を動かし、動いた臓腑が血を作り~。なので

気が不足(気虚)すると、血も不足してきて、今回テーマの「血虚」になる。

 

とゆーのが、東洋医学のスタンダード説明になりますが、

当然イレギュラーも多々あるワケですw

 

血によって養われるのは「眼」です。

 

この眼を酷使すると、血が不足してきます。

パソコンやスマホなどの画面を凝視する日常生活は、あまりよろしくないのです・・・

 

パソコン仕事のデザイナー関係者が数名お越しですが

全員が血不足の症状が出ておいでです

 

また女性は40過ぎると血不足!!とも言われてますので

40以降のテーマは「血」です。

 

血は栄養物質でもあるので、豊富であれば臓腑も間接も脳も機能不全を起こさずにすむので

(ちなみに認知症の原因の1つが血不足。ほか、多々あり)

血はむやみに減らすことなく、増やすにこしたことはありません。

 

今月の血虚対策料理は

大量の気を補うことで「血が増える」という考え方から

穀物を多用しました。

 

 

補気の王様、朝鮮人参と血に関わる当帰・枸杞子・棗で作った

サムゲタン風のおかゆ

 

黒米をベースにしたおしるこ風

 

日常で入手可能で、気を作る3大臓腑の「肺脾腎」に良い長芋を使った

焼きマリネ

 

ラストはマクロビオティックではおなじみのヒジキ蓮根を

鉄分豊富な蓮根の割合をかなり増量し、かつ塩分を控えて

(血を作りたいときは薄味。というのが薬膳の前提)

血を作るナッツペーストとあわせた海苔巻き

でした


おっちゃん道具、ダイスキ~

2014-06-11 10:27:36 | とおげの我が家

電動ドリル 電動研磨機(サンダー) 180cmハシゴになる脚立 家庭用国内サイコー圧の高圧洗浄機

を揃えて

ついに「足場」を購入(笑)

120cm高さ+身長167cm+腕の長さ=平屋の軒下まで、余裕で手が届きます

純日本建築なので、木材が多用されてます。

防腐措置、のちWATCOオイルでフォロー開始です


バケツ一般のレモンバーム

2014-06-10 16:01:56 | とおげの我が家

ただいま、戸毛(とおげ)の家です。

本日、明日と二泊三日で畑の手入れです。

炭を3箇所、計300キロ埋めてまして
そのうちの1箇所にレモンバームを植えました。

モリモリと恐ろしいほどの生育ぶり

梅雨に蒸れてダメージがきそうだったので、間引きカットのつもりが、気づけば全カット(笑)

ちょうど研究会でお出しする自家製ハーブティーがネタ切れしかかってましたので

今後しばらくはレモンバームティーです


体質別養生コース「気虚・陽虚メニュー」@春期

2014-06-06 18:02:07 | 体質別養生コース

体質別養生コースは、

季節の養生コース→五臓の養生コースを終了された方を対象にしています。

 

五臓の養生コースで東洋医学的五臓の働きを、毎月1臓ずつ学んでいただいて

その後の応用コースになります。

体質別養生より、さらに臨床的になったものが「症例研究科」です。

 

東洋医学は、私にとってはとてもツボにはまるもので、

それをさらに応用発展させて解釈していくのがたまらん好きなので(笑)

できうる限り日常に即した内容で、リアルに説明するのが楽しいw

 

 

今回のテーマの料理は「気虚=元気・体力・免疫力・消化力」などが低下した状態と

「陽虚=上記症状+冷え、時々痛み」体質の料理です。

 

気虚には「補気類」と消化を助ける「辛味」。

陽虚には内臓を温める「温裏類」と熱の底上げをする「助陽類」。

というのが大体の薬膳原則です。

 

この「類」に関しましては、薬膳辞典などに載っていますが

この類もまた、東洋医学に対する理解度が深くなるにつれて

奥にある情報が開示されるのが興味深いです。

 

その類を理論的に組み立てるためには、

どの臓がこれらの体質に関わっているのかを知る必要があり

また消化力なども鑑みる必要があります。

 

たっぷりのこれでもかな量のニラをジャガイモでつないで焼く

陽虚対策のお焼き。

 

胃の働きを高めて温める鮭と長芋を

レンコンソースで焼きあげたグラタン。

 

ほか、2品ありますが、写真がありません・・・

 

これらの料理は、簡単に言えば「冷え性対策」になりますので

たいていの冷え性の方も温まる。とおっしゃっていただけますが

(実は、いままでで4名、温まらない方がおいででした・・・)

薬膳料理は、体を<意図的に、目的をもって>変化させる料理です。

 

望むとおりの変化がでれば、よし。

出なければ、要考察→要発展。

発展応用のできるものは楽しい~