町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

末端区間で運用中の小田急1000形ワイドドア車

2017年01月27日 | 小田急電鉄

以前に1000形のワイドドア車のことを記事にして以来、不出来な画像だったので何れは撮り直しに行こう行こうと思ってはいたのですが、地元の路線なのでいつでも記録できると思い、ついつい後回しにしてしまっていました。今回はやっと非番の日に時間を確保する事が出来、撮影に臨んで来ましたので、その時の画像を上げて行きます。

小田原線の新松田〜小田原間ピストン輸送に充当中の1754Fです。新宿駅の地上ホームにホームドアを新設して以来、編成組み換えで中間車化された元先頭車のドア位置が合わなくなり、新宿発着の急行・快速急行運用からは外されてしまい、この多摩線と江ノ島線、小田原線末端の各停運用が主体になってしまいました。混雑緩和の為の苦肉の策で導入したワイドドアと共に、運用効率化の為の6両編成化改造が却って寿命を縮めてしまうとは実に不遇なグループです・・・。とはいえ、多摩線・江ノ島線(特に江ノ島線には6両しか停車出来ないホームがあるので)のように短距離で乗客が入れ替わる上に朝晩はそれなりに混雑する一方、日中は長編成の需要が無い区間にはうってつけだと思いますので、今しばらくは頑張って貰いたいものです。

多摩線はるひ野駅で2000形との並び。1000形ワイドドアは広過ぎるドアが不評を呼び、2000形は千代田線直通も視野に入れ10両化も計画されましたが、結局地上線専用車として各停運用中心にとどまり、どちらも当初の設計思想とは異なる状況になってしまいました。

車内。ドアの開口幅を1,6メートルに改造した際に窓は扉本体と平面にされた他、戸閉装置の交換も実施され開閉時の動作音が登場時とは変化しています。着席定員の減少で不評を招いた座席は一般的な7人掛けに改められ、2000形並みの車内設備になりました。特徴的なボタン操作で自動開閉する窓は変わらず存置されています。

登場時から搭載している車内案内表示。表示部分が鴨居部に埋め込まれる他形式では見られないタイプの形状です。形態は1751・1752Fのそれと同一ですが、1753~1756Fはドアチャイムが鳴動します。6両編成化に伴い、新規に3000形や8000形で採用した黒枠の車内案内表示器を取り付けたグループに合わせてLED部のみ交換されたことから、英語表示の書体が変化しました。

(※車内写真のみ2019年に撮影し直しています)

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする