
エミールガレ展、行ってきた。
とてもとても素敵だった。
製作技法を想像しながら見てしまうのだけど、(恐らく、、繊細な職人技のレースグラスなどはイタリアで門外不出にしていたからなのか、もしくはアール・ヌーヴォーだからなのか)その他の技法を複数組み合わせているのが興味深かった。
偶然の妙で金属粉を溶かし込んで、更に重ねたガラスで絵画のような深みのある世界が作られていたり、細かな絵がペイントやカット、エッチングで描かれていたり、、、素晴らしかった。




個人的には、表面の質感がまるで波のような、目を凝らすとカニが居たりする花器や、

亡くなる直前に製作したという、まるで死を見据えたかのような蜻蛉の盆が素晴らしかった。
表に立体の蜻蛉が貼ってあるんだけど、後ろ側から覗き混んだ時に不均等な盆の縁の厚いガラスと、映り込む蜻蛉の影から、まるで昇天していくかのような空気?を感じて鳥肌が立った。

よーくよーく目を凝らすと、すてきな一文が刻み込まれているものがたくさんあって、見入ってしまった、、、。良かった!