今日は春分の日。
麗らかな陽光が差し込むリビングでお休みの木曜日。
今日がお休みなので、水曜日の昨晩はレイトショーで『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。
やっと観れた
予想以上に、良い映画でした。
もっと音楽やライブシーンがメインのミュージカルっぽい映画かと思っていたのですが、さにあらず。
フレディ・マーキュリーの本来の自分探しのようなヒューマンストーリーで、天才的アーティストであり、どんなに人気があっても、一人の人間としての苦悩は自分の心で決着をつけていくしかないということを深く考えさせられる映画でした。
クイーンの名曲とともに描かれるフレディの内面の、本当の自分を自分自身も認められない、寂寥とした苛立ちのようなものが、なんとも切なく映画全編を覆っていたように思います。
やっと自分を探しあて、受け入れた時には当時は不治の病だったエイズ罹患が判明し、それでも、それさえも受け入れてのライブ・エイドの圧巻のパフォーマンスには、深い感銘と感動で涙が出ました。
うん、本当に良い映画でした。
天性のパフォーマーのいるべき場所はステージの上なのだとしみじみと感じ入りました。
ライブ・エイドのシーンではフレディ側からみた観客席の波打つようなシーンに、これだけのファンの想いを受け止めることの重圧も少し感じられたように思いました。
クイーンという伝説を改めて熱い想いで感じられる映画『ボヘミアン・ラプソディ』、映画館で観れて本当に良かったです。
クイーンのメンバー役の4人の役者さん
フレディ・マーキュリー 役:ラミ・マレック、
ブライアン・メイ役:グウィリム・リー、
ロジャー・テイラー役:ベン・ハーディ、
ジョン・ディーコン役:ジョゼフ・マゼロ、
4人とも似てて、本当にすごかった。
主演のラミ・マレックさんは、フレディにも似てるけど、ミック・ジャガーとかプリンスの役なんかも出来そう…なんて、見ながら思ってしまった私ですが
ちょっと独特のエキゾチックな風貌がなかなか素敵でした。
ロジャー役のベン・ハーディさんはイケメンでお気に入り
映画『ボヘミアン・ラプソディ』で、天才ゆえに大切なものを見失いかけたフレディが最後に戻った場所が、その失ってはいけないクィーンのメンバーとファンのもとだったことが深く心に刺さりました。
天才パフォーマーのいるべき場所は、やはりそこなのだと、そここそが生きる場所なのだと、そこで生き切れば、現世での命が消えたあとも、パフォーマー&アーティストとしての彼は生き続けていられるのだから。
そんなことを考えて、大野くんがロス旅行の往復の飛行機で2回もこの映画を観たことをしみじみと考える。
きっと彼も十分休んだら必ず帰ってくる。
彼のいるべき場所に。
大野智という人も、やはり多くのファンに愛されている天才的パフォーマーなのだから
そんな確信を抱いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』でした。