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ものつくりにん(ma-mac)の生活

長崎・唐人屋敷

長崎では長崎さるく博という博覧会が日本で初めてのまち博覧会として実施されています。それに乗っかって、県北の
ma-macは長崎市を巡ってみることにしました。
 今回は長崎唐人屋敷。ここは前から行ってみたかった場所なんですが、どこにあるか探せなかったところ。今回はじっくり調べて行くことができました。



 当初、長崎に来航した中国人たちは市内に雑居していたため中国の生活習慣がそのまま持ち込まれていました。しかし、鎖国後、1666年(寛文6)からは、居住規制され宿町制がとられ、各町が順に、一般の宿に来航した中国人を住まわせる制度になり、その際の宿の儲けは相当なものであったみたいです。そしてこの頃が中国の風習、習慣がもっとも長崎へ伝わった時期でもあるようです。唐人屋敷が完成する前年の1688年には来航唐船は194隻、市内在住唐人は1万人ほどもいたらしく、当時の長崎市の人口の6万人と比べても、たいへんな数ですよね!
  江戸初期、中国から商業目的で渡海してきた中国人は唐人と呼ばれており、開港されているどこの港でも商売ができました。中でも長崎は、貿易の中心都市として市内にもたくさんの唐人が散宿していました。ところが江戸幕府によってキリスト教が禁止されると、唐人からのキリスト教伝播が疑われ、密貿易も増加しており多量の銀が流出していました。唐人と日本人とのトラブルも頻繁に起こっており、日本人女性との風紀上の問題も無視できなくなっていたので、これらを解消するために唐人屋敷を建ました。

中華街は何回も行ったことがあるんですが、そこからほんのちょっと先の唐人屋敷には行ったことがありませんでした。ここは長崎の歴史を知るためにも、ぜひたくさんの観光客に訪れてほしい場所のひとつです。出島や南山手ばかりではなくこちらも貴重な遺産ですよ!

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