ここは『長崎くんち』で有名な長崎諏訪神社。市民からは“お諏訪さん”として親しまれる長崎鎮守の神社です。弘治の頃(1555~57)、信濃の諏訪社から御霊分けされ、当初現在の寺町にある長照寺付近に祀ってあったといわれています(その名残としてこの辺りは現在も諏訪町という)。
戦国時代、キリシタン大名・大村氏の領地となり他教を排斥したため、市内の社寺は破壊されてしまったが、肥前唐津の初代宮司・青木賢清(けんせい)が長崎奉行・長谷川権六に願い出て、森崎大権現、住吉大明神、諏訪大社の3社を合祀して再興、長崎の産土神(うぶすながみ)として寛永元年(1624)、現在の松森神社の場所に建立された。慶安元年(1648)に現在の場所に移築されて現在に至ります。
長い石積みの階段を上っていくと本殿に到着します。風格のある、狛犬がかまえています。
神社のなかにはたくさんの石造りの造形物が設置されており、お参りがてら、見学するのも楽しかったです。
[1]高麗犬井(こまいぬのいど)・・・どんな旱魃にも枯れることなく甘く香りただよう清浄水であると史書に見られます。この水を飲めば安産に効き目があると云われ、またの名を「銭洗い狛犬」とも称し、お金をこの水で洗えば倍に増えるとの信仰もあります。かわいい狛犬の口にくわえたパイプから山の湧き水が流れています。
[2]止事成就狛犬(とめごとじょうじゅこまいぬ)・・・昔から、家出足止め、借金止め、更に受験滑り止め、禁酒、喫煙などに願い事の場合コヨリを足に巻きつけるという信仰があります。
[3]願掛け狛犬・・・江戸時代長崎の遊女街に登楼した船員を、翌日海が荒れて出航できないでもう一晩泊って貰うことを願って、遊女が狛犬を海の方向に廻して願を掛けた故実から「願掛け狛犬」と呼ばれています。願い事には狛犬を廻して祈念して下さい。この祠には、七福神の中の弁財天尊が祀られています。財宝を恵み、音楽と方位を司る神として崇敬されております。
ここは諏訪神社に隣接している長崎公園の『動物ひろば』。市が管理している無料の小さな動物園?です。散歩がてら立ち寄りましたが、意外とかわいい動物ばかりで楽しかったですよ。が、しかし、コアラの水道では手を洗いたくない・・・。鼻水が出てきそうな予感
諏訪神社を見学後、近くにあるサント・ドミンゴ教会跡資料館を見学してきました。ここも無料の施設で、桜町小学校内(長崎市勝山町)にあるこの新しい資料館には、同小学校校舎の建設工事に伴う平成12年の発掘調査で出土した江戸時代初期のサント・ドミンゴ教会跡の石畳や排水溝などの遺構の一部がそのまま保存公開されています。出土品には、花十字紋瓦(はなじゅうじもんがわら)やメダイなどキリスト教関連の遺物が数多くあります。当時の長崎とキリシタンとの関わりを物語る貴重な文化遺産だそうです。詳しく知りたい方はhttp://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/bunkazai/sisetsu/santo.htmlにて。
最後の寄り道。ここはながさき女神大橋道路です。長崎県長崎市にある、一般有料道路として長崎県道路公社が管理する全長約1.9kmの道路で、普通車は100円で通れます。徒歩は無料で渡れますので見学がてら歩いてきました(往復)。海までの高さが65mあるので大きい船でも通れるそうです。
ここから見える風景を見て、長崎は造船の町だなあとつくづく実感しました。ではまた。
コメント一覧
ma-mac
satochan
最新の画像もっと見る
最近の「観光」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事