約1200年前に弘法大師が休息の際に杖を突 いて湧水したという霊泉であり、皮膚病や神経 痛に良く効くと言われている温泉。炭酸水素塩泉で温泉の質は最高だったんですが、施設が老朽化してシャワーやタイル等が破損していても経営難から補修も為されまいまま営業されていました。2006年にはとうとう廃業してしまい残念でした。
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建物もけっこうぼろぼろでした。お湯は純重曹泉ですごくぬるぬるしていてお肌すべすべになる感じだったのに・・・です。
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大浴場の湯口には陶器製の壷が備え付けてあり、そこからは温泉が湧き出てくるようになっていました。ちなみにこの壷、父が頼まれて作ったそうです。
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2008年8月22日付けの長崎新聞には「波佐見温泉センター復活へ 掘削工事の安全祈願祭」として以下のように掲載されています。
『東彼波佐見町で二年前に廃業した「波佐見温泉センター」の復活に向け、新たな泉源掘削工事の安全祈願祭が二十二日、同町岳辺田郷の掘削現場で開かれた。
旧温泉センターは一九六六年、当時の町長らが発起人となって開業。民間企業が運営を担ったが、施設の老朽化や利用者の減少などを理由に二〇〇六年に廃業した。
昨年十一月、センター近くの松下建設(松下和徳社長)が手付かずだった家屋と土地を買い取り、二月に解体。松下社長(48)や地元商業者らが四月に設立した運営企業「はさみプロジェクト」が新施設建設と今後の経営に当たる。施設建設は十二月ごろのボーリング工事終了後に着工し、来年五月開業を目指す。
泉源掘削や配管工事などは「センターをツーリズム運動に活用したい」とする町が請け負う。総費用は約八千万円を見込み、わき出た温泉を同企業に有償提供する。
安全祈願祭には松下社長や自治会関係者ら約二十人が出席。一瀬町長は「温泉センターに対する町民の期待は大きい。良質な湯が出ることを願っている」とあいさつし、掘削機械の稼働スイッチを入れた。
松下社長は「温泉施設だけでなく、地元農産物を使ったレストランも計画している。センター周辺から町全体への活性化につなげたい」と意気込みを話した。
そしてついに・・・源泉がキタ~!。2008年12月、元の温泉センター付近の公園に新しい温泉発掘されました。約1000m掘削し、37度の源泉がでました~!新しい温泉設備は民間の手で来年秋には運営するとのこと。いやはや、待ち遠しいですなあ~っと。
現在、その源泉からの温泉で『足湯』が無料で楽しめます。
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ただいま、孔内の洗浄中とのこと。飲んだり持ち帰ったりしては行けません、という貼紙も。みなさん足湯だけにしておきましょう。
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でてきたお湯はややぬるめでした。温泉特有の鉱物の匂いもしました。足湯は寒くてやめておきました。お湯はそのまま側溝に流されていきます。けっこうな湯量でもったいないような感じもします。でも洗浄中なのでしかたないか・・・。
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『松下建設』によると、波佐見温泉農家レストランなるものがすでに12月22日から着工されていて、4月にはオープンするようです。この不況のなかですが、地元が盛り上がっていくことを楽しみに待っていたいと思います。
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