ギターの音

本日のOH YEAH!

Johann Sebastian Bach ; Toccata & Fugue in Dm, by Sinfonity


これは興味深い試みやね。
物理的に無理なのかもしれんが
このギタリスト全員が
本当にアンプで歪ませて
キャビネットから音を出していたら
もっと壮大なアンサンブルに
なっていたのではないか？
と思う。
（あ、もし実はアンプから音出ていたらごめんなさい！）

わしは30年以上
タッカンのギターを間近で聴いて歌ってきた
ギターの名手による
本当に状態の良いマーシャルで歪ませたギターの音が
どう言うものか肌感覚で知っている。

それが具体的にどんな音か？と聞かれても
言葉では上手く表現できないけれど
なんと言うか
キラキラとしたバイオリンの音に近いと思っておる。

例えば、Jascha Heifetzを聞いた時


このバイオリンの音
どこかで聞いたことのある音だなとずっと考えていて
はたと気が付いた！
（これタッカンのギターの音やん！）

これに気が付いた時
まさに目から鱗だった！笑

勿論、ヴァイオリンとロックギターだから
別物なのだけど
言わんとしているのは
トーンなのよ倍音なのよ。

それに気が付いて
所謂、ロックギターの神様の音を
そういう観点からいっぱい聞いてみたのよ
リッチーブラックモア、ヴァンヘーレン
ジミヘン、マイケルシェンカー、ゲイリーモア・・・
みんなバイオリンのような
キラキラとした芳醇な音。

わしの歪ませたギターの音の基準は
いつもタッカンの音なのよ。
だから
いくらアンプシュミレイターで上手く音を作っても
エフェクターでガシガシに歪ませても
わしにはうるさいだけで
何か物足らん・・・。

キャビネットが吐き出す音
空気を揺らす音
それが無いと
わしには物足らないのな。
そして本当に綺麗な歪んだ音（表現が矛盾してるか？笑）は
いくら大きな音にしても
うるさくない。

2000年以降のモダンヘビネスのギターの音が
なんか物足らない理由は
そんなところにあるのかもしれんなぁ～。

良い一日を！