飯島夏樹の「ガンに生かされて」を読みました。
昨日と今日と2日間で通勤電車の中で一揆読み。
以前に「天国で君に逢えたら」を読んでいたので、その作者のエッセイにひかれて、購入。
でも本当は表紙のハワイの家族写真に引かれて、読みたくなったのかな・・・。
余命宣告された後の生への葛藤がなんとも言えずに自然でぐんぐん引き込まれていきました。
そして、天国へ行く地をハワイに選んだこともなんかわかります。
読んでいて、マノアの風、海の景色、夜明けの情景、すべてがああ、あの風を受けているんだな、あああの夕日を見ているんだな、あの空の色を見ているのかな、何か読んでいて、やはりハワイだとつくづく思いました。
残された家族の方のその後も気になり、ブログを訪れました。
みんな元気そう。そして驚いた事に奥様の声はいつもラジオで聞いていたんですね。
とても悲しいのに、読み終わった後のさわやかさは何なんだろう。
とても不思議。そんな本でした。