(写真)高原に広がる牧場
岡山県北部・蒜山高原は、日本国内で最もジャージー牛(ホルシュタイン種よりも小型で茶色い乳牛で、より濃厚なミルクを生む)の飼育が盛んな地域ですが、その中にあって、広大な牧場を観光客向けに一般公開しているのが、蒜山酪農農業協同組合の蒜山ジャージーランドです。
(写真)放牧地
ジャージーランドは、レストラン、土産物店(乳製品等も販売)のほか、山の斜面に沿った広大な牧草地と、ジャージー牛を収容する牛舎、更に株式会社ノアが経営する「蒜山ホースパーク」が一体となった施設で、テーマパークというよりは大きな観光牧場といった雰囲気。実際にも、併設されているホースパーク以外は、もっぱら牛舎と放牧場が主な「見学スポット」になります。
(写真)ホースパーク。障害競技の訓練もできる。
(写真)ニンジンをもらう白馬
(写真)引き馬のために待機する馬たち。目の前にはニンジンが!!
ホースパークは、未経験者のための引き馬から、敷地の外を歩く外乗、更には経験者のためのレッスンや馬の預託まで行っている乗馬クラブで、1人乗りの引き馬が1260円、外乗1キロで3465円、1時間で9800円。自分の馬を持っている人が、飼育を一時預託したり、練習場を借りたりすることもできます。さすがに「マイホース」は持っていないので、引き馬体験とエサやり(ニンジンやり)だけやって満足しましたが、この他にも、ポニー又はミニチュアホースらしき馬が2~3頭、何故か乗馬センター周辺の草地で(=馬場の外で)放牧?され草を食べており(但し、首輪はしていて一定範囲以上は動けない)、こちらは大人しい感じの馬たちで触りたい放題?でした。
(写真)ジャージー牛たち
(写真)牛舎の入口。観光牧場というより、普通の畜産農家の入口のようです。
乗馬センターの裏にはジャージーランドの牛舎があり、ここには2000頭のジャージー牛と800頭のホルシュタイン牛が飼育されているとか。敷地の入口には家畜伝染病防止のためのマットや薬液を貯める凹みがあり、手前には肥料にするために集められた牛の糞尿の集積場もありました。今年は例年より夏の暑さが厳しくなく、ましてや蒜山は高原なので、ジャージー牛たちも、牛舎の中で比較的いきいきしていたのが印象的でした(以前訪問した横浜市青葉区の「こどもの国」の牧場では、扇風機が設置されていたものの、ホルシュタイン牛たちはとても暑そうでした・・・)。
(写真)ジャージー牛たち。生まれたての子牛も。
観光牧場でありながら、それほど観光地化されていない?のが魅力のジャージーランド。近隣の「ウッドパオ」と併せて、蒜山高原に行った際はまたぜひ立ち寄りたいです。
■蒜山ジャージーランド(蒜山酪農農業協同組合)
(気ままポイント:★★★★)
住所:〒717-0501 岡山県真庭市蒜山中福田958
電話: 0867-66-3645 FAX 0867-66-364
公式サイト:http://www.hiruraku.com/
■蒜山ホースパーク(株式会社ノア)
住所: 〒717-0501 岡山県真庭市蒜山中福田958-38
電話: 0867-66-5116 FAX. 0867-66-5117
公式サイト: http://www.hiruzenhp.com/
営業時間:午前9時~午後4時