マオ猫日記
「リヨン気まま倶楽部」編集日記
 




(写真)ベルギー・ブリュッセルの「凱旋門」

 9月15日付の「時事通信」によると、ベルギー地元紙の取材の結果、欧州で最も資産が少ない王家は、ベルギー・ザクセン=コーブルク=ゴータ王家のアルベール2世国王であることが判明したそうです。

 同紙によると、アルベール2世国王の個人資産は預金や南仏の別荘、ヨットなど合わせて1240万ユーロ(約20億円)で、欧州一のハンス・アダム2世公(リヒテンシュタイン公国元首)は約30億ユーロ(約4800億円)、二位のエリザベス二世(エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・ウィンザー)英女王が18億ユーロ(約2880億円)であるのから比べても少額と言えます。近世の王侯貴族の生き残りであるリヒテンシュタイン公国などは、国外にある国王(侯爵)の私有地の総面積のほうが国土の総面積を上回るほどだそうで、第二次大戦直前に国王大権で選挙を延期しナチス派の進出を防いだという経緯もあり、近代的な立憲君主制国家でありながら依然として王権が比較的強く残っているとか。

 ちなみに、昭和天皇が崩御された際に遺産として残した個人財産も約20億円ですが、これはほとんどが金融資産であり、皇居や御料地等は日本国憲法第88条(「すべて皇室財産は、国に属する。」)により国有財産とされています。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 哺乳瓶を自分... 離乳食を始め... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。