リヨンの二階建て観光バス「リヨン・ル・グラン・トゥール」を目撃しました(写真)。
二階部分をオープンエアにしたこの種の観光バスは欧州の主要都市で見られますが、リヨンでは今年の夏から導入され、フルヴィエールの丘を含む市中心部を45分間隔で循環運転しています。イヤホンによる観光ガイド放送設備もあり、日本語音声も準備されています。
もっとも、運転間隔が長め(45分)であること、4月~10月は1日10本運転されるのに冬季は1日4本と大幅減便されること、1日乗車券が文字通り「1日券」で特に冬季午後から乗車すると不利になること(最終便については多少のディスカウントあり:ちなみに他都市では、「1日券」ではなく「24時間券」としているところが多い)等、改善の余地がある気がします。また、元来、リヨン中心部は公共交通機関(特に旅行客にも利用しやすい地下鉄、トラム)が発達しており、二階建てバスの導入で中心部観光が劇的に容易なったとまでは言えないのも、乗車率低迷(?数値データがあるわけではありませんが・・・)の原因かもしれません。