(写真)スキポール国際空港のPBB(写真は台湾路線を運行する「KLMアジア航空」のボーイングB747型機)
欧州でも最大規模の国際空港、オランダ・アムステルダムのスキポール(Schipol)国際空港には、写真のように、日本では見かけない、背の高い搭乗ゲート(乗客搭乗橋、Passenger Boarding Bridge=PBB。英語ではJetbridge, loading bridge, aerobridgeとも。)があります。
(写真)明らかに通常のものより背が高いPBB
PBBは通常、左舷側に1ヶ所又は2ヶ所設置され、2ヶ所の場合は大型機に対応し、1ヶ所目をファーストクラス・ビジネスクラス客用に、2ヶ所目を飛行機の中部~後部に座るエコノミー客用にそれぞれ使い分ける場合もあります。また、総2階建てのエアバスA380型機が導入された後は、ドイツ・フランクフルト国際空港のように、2階席の搭乗用に3本目のPBBを備える空港も出てきました。
(写真)ジャンボ機の主翼を跨ぐPBB
スキポール空港で撮影したこのPBB、背が高く、恐らくはエアバスA380型機に対応した設備と思われますが、その背の高さを生かして、ボーイング747型機の、なんと主翼を跨いで後部側のドアに直接接舷しています(写真)。これは日本の空港では見られない不思議な光景で、こうすることで、後部座席に滞留するエコノミークラス客を迅速に搭乗・降機させることができます。
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