マオ猫日記
「リヨン気まま倶楽部」編集日記
 




 連日40度近い猛暑が続いている日本。東京では熱中症で運ばれた人が1000人を超え、更には空調設備の無いマンション内で熱中症で無くなった高齢者の方も。最近日本から来た知人の話によれば、最近では官公庁や一部の大企業での「クールビズ」ブームで冷房設定温度が上げられたこともあり、ムシムシした暑さからなかなか逃れられないそうです(もっとも、官公庁の中でも裁判所は例外で、小池百合子防衛大臣(元環境大臣)が役所に導入した「クールビズ」も、行政府から独立した司法府には及んでいないとか)。そういえば、昨年夏に一時帰国したときも、成田空港で飛行機を降りた途端にムッとした熱気に襲われ、「あれ、日本って熱帯の国だっけ?」と思った記憶があります。

 ところがここブリュッセルの気温は、日本の半分。この記事を書いている現在の気温は17度で、最高気温も20度前後が続いています。ちなみに、スウェーデンの首都・ストックホルムの気温もブリュッセルと同じくらいで、ベルギーは北欧なみに寒いことが判ります。それでも昨年7月、ブリュッセルに来たばかりのころはそれなりに暑い日もあり、リヨンから持ってきた移動式エアコンが役立ちましたが、今年はエアコンはおろか、扇風機すらもまだ一度も稼動させていません。

 という訳で、ベルギーは避暑地としては最適で、実際にも市の中央広場(グラン・プラス)には南欧系の観光客で賑わっていますが、当のベルギー人はむしろ南欧へ暑さを求めてバカンス中。暑い夏に暑さを敢えて求め、寒い冬にスキー場に行く倒錯した(?)傾向は、フランス人と同じようです。



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