
宮城県美術館です。
本館の方から「アリスの庭」に降りていって、最初に現れたのがこの光景でした。
光の加減とか、背景の紅葉とか、いろいろとあるんでしょうけど、なんか、ハッとさせられました。

佐藤忠良さんの「二歳(大)」です。

(大)ということは、(小)もあるのかな。
ん、待てよ・・・。 この子、上着は着てるけど、下半身はマルダシじゃないか。 ・・・ということは、(小)じゃなくて(大)だったということか・・・ってなことを考えてはいけません。

二歳(大)くんの向こう側は、こんな感じです。
なんか、女の子がポツンと座っていたりします。
その向こうにも、よく見えないけど、何かいるぞ・・・って感じ。

二歳(大)くんの前を通り過ぎると、こんな感じです。
秋晴れのよいお天気なのに、暗いのですよ。

階段の方を振り返ってみると、こんな感じです。 暗いのです。
これは、計算され、演出された暗さだと思います。 階段を降りていくと、ふわっと暗くなって、そこを抜けると、おとぎの国、不思議空間、アリスの庭・・・というしくみですね。
この写真、そういう説明をしたくて撮ったんじゃないんですけどね。

『ベエが行く』の後ろのところから「アリスの庭」を撮ってみました。
右側の建物は「県民ギャラリー」、左側のハーフミラーの建物は「佐藤忠良記念館」です。

服を表現するのが難しいのでしょうね。
どうして裸なのか・・・というよりも、どうして服を着ているのか・・・ということの方が問題になります。
おもらし・・・と言われると、なるほど、そういう風に見えますね。
そうなると、キャプションで、冗談半分で書いた(大)説も、あながち捨てたもんじゃないですね。 まだ、ズボンを半分おろしてすることができなくて、全部縫いでから(大)をした・・・のかもしれませんね。
女子高生のおみあしには後ろ髪引かれつつ(引かれるなんてものじゃなくて引き吊り回される感じ)タイトルの彫刻について。
私には、お漏らししてママにズボンや下着を取り替えて貰っているところのように見えます。
なんかうつむいた表情が、叱られた後の何とも悲しそうな表情に見えて、「おじさんも、キミくらいの頃にはよくやっちゃったよ」と慰めたくなります。
言葉のイメージで、作品に対する先入観をつくらせない・・・みたいな、そんな感じさえしますね。
写真の場合、やたら懲りすぎる人がいますが、
少しは見習いたいものです。
恥ずかしそうにうつむいていているだけなんですね。
山本正道さんの『みちくさ』っていう作品なんですけど・・・。
小生は、4枚目の少女に惹かれました。
一緒に座ってごらんって誘うようにベンチが配置されてるのかなって思いました。
でも、この写真を見ているうちに、「暗い」ということに気がついたのですよ。
自然光が入らなくいなら蛍光灯でもつければすむ話なのに・・・などと思っているうちに、わざと暗くしているんだ・・・ということに気がついたわけです。
さすがは、JKの太股、天下無敵です。
光の入り方とか、
結構計算されてるんでしょうね。
床への光の反射までキレイな一枚の絵のようです。
どうして2歳くんは下半身丸出しなんでしょう。
よくいますけどね、こういう子(笑)
6枚目は殿方たちが色々言うまでは
JKらしき人が写っているとは気が付きませんでした。
まあ、じっくりと見てください。 6枚目なんかをじっくりと見たりはしないよーに。
傾いているのは、カエサルの癖・・・というか、カエサルの首、ちょっと傾いているのですよ。 だから、カエサルにとっては、これが自然な視線なんだね。
まあ、写真としては「水平がとれていない」なんて言うのかな。 簡単に修正することもできるんだけどね。
あれだけで十分。
じっくり眺めたい写真です。
ちょっと右に傾いてる気になるけど(笑)