Harvest*

死の受容のプロセス

ちょっと長いですが、忘れないうちに書きたくて。

「受容」について調べていたら、エリザベス・キューブラー=ロス女史(精神科医 1926-2004年)の「死の受容プロセス」というのに行き着きました。

海外の医療ドラマでたまにその光景を見かけたことはありましたが、きちんと文章で読んでみたのは初めてでした。

Wikipediaより抜粋。

・否認
自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。

・怒り
なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。

・取引
なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。
何かにすがろうという心理状態である。

・抑うつ
なにもできなくなる段階である。

・受容
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。


最後の受容に至るまで、なんやかんやと心の動きがあって、最終的に受容に行き着く…。

水星逆行でいろいろと影響を受けたこともあり、今年に入ってからじわじわと再び占星術に興味が湧いてきたので、自分でも少しだけ調べてみたのですが、見れば見る程ホロスコーブは落ち込みます。

実は4年以上前あたりにも、一度占星術に興味を持ちだしたことがあって、ホロスコープを本に照らし合わせていろいろ見たことがありました。

で、その当時もいろいろな良いことを打ち消し合うかのような残念な感じの配置具合にかなりショックを受けたことがありました。

ボロクソなことしか書かれていないからです。いいとこなし。

で、そのとき思ったのが「は?星?占星術?こんなもの、クソくらえだ!」でした。

いやいや、認めないー!こんな生まれなど認めないー!と。

死の受容プロセスじゃないけれど、「否認」と「怒り」の段階です。

こんなの知らない方が幸せだったじゃないか…と当時はかなり凹みました。

とはいうものの、なんだかこんな生まれの書かれように腹が立ったわたしは、
それ以降占いではなく、心の癒しのあるセラピーや心理学の方面に心惹かれるようになりました。

ある意味その出来事が原動力となって今があるから良いのかもしれませんが…。

占い以外のものをあれこれと試す、これがある意味死の受容で言ったら「取引」の段階かもしれないなぁと。

でも当時はそこでストップしてしまいました。

受容までには至らず、ホロスコープで見たことに関しては思考を停止させて数年経ちました。

それが、だんだんと今年に入り体の感覚が星の動きに左右されているのに気がつき始めてから、星の動きが気になるようになりました。

そして、また再び自分で理解できる範囲で自分の生まれのホロスコープをじっくり見てみました。

で、再び調べてみてもやっぱりガッカリするようなことが多くて落ち込みます。

このまま生きていても、どうなんだろう?と思いたくなります。

今回は「否認」も「怒り」もやってきませんでした。

その段階は4年以上前に通り過ぎたようで、
その次の「取引」の段階も、セラピーに行ってみたり、習ってみたりしてあれこれ試して通り過ぎたのかそれも起こりませんでした。

そのかわり、「抑うつ」の段階がやってきました。

急激な無力感。

こんなくだらない星の巡りだったら、別に生きてなくていいんじゃないか?と。

で、しばらく机に突っ伏して「ああ~…(無常)」と虚空を見つめてほげー…っとしていたのですが、そうやっていたってただ時間が過ぎ去るのみ。

現状はなにも変わるものでもなく。

そこでついに「これも…もう受け入れるしかないんだな…」とようやく諦めがつき、静かに受け入れました。

受け入れる気持ちがハートに広がってゆくと、なぜか急にそれを活かしていく道があるはずだと前向きな気持ちがやってきました。

受容したら、不思議と落ち着いた気持ちになって新しい気持ちが芽生えました。

その時に、そうか、受け入れることでしか前に進めないこともあるんだな…と自分の心の動きに気がつきました。

それで「受容」について急に調べたくなって「死の受容プロセス」に辿り着くに至ります。

「死の受容プロセス」の文を読んだら、長年に渡ってわだかまっていたホロスコープや生まれに関する情報を受け入れる過程が、受容のプロセスそのものであったので、本当だ、面白いものだな~と呑気にそう思いました。

死に限らず、いろいろな心の動きでこの受容のプロセスは起こっているんだなぁ。

そのことがわかっただけでも、結構もうけものだったなぁ。

もうこれはしょうがない!

悔しいからそういう不運を含んだものも活かして生ききって寿命をまっとうしてやる~!
覚えてろ~!(誰に??)

そんな感じで受容したら不思議とガッツが湧いてきたのでした。

それに諦めて冷静になってみると、参考にする本や情報が一冊や二冊程度ではダメなんだな、とも気づいたのでした。

どうしてもその本や情報を書いた人のクセや特徴が文面に出てしまうので、同じ項目一つにしても、ひたすらネガティブなことを書く人もいれば、ネガティブなこともあってもそれだけではなくそれらをどう活かすかに触れてくれる人もいて千差万別でした。

そこからもっと沢山の人の考えに触れようと自然に思うようになれたこともよかった点です。

様々な見方がある中で、自分は体感としてどう感じどうするか、どう活かすかをもっと尊重していこうとも思えるようになったので、その点でも長い時間をかけて受容のプロセスを通過してよかったなぁと最後にはそう思えました~。

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