Harvest*

中耳炎にかかった話

前回のアンタークティックエッセンスの記事からもう二ヶ月も経ってしまいました。

早いなぁ。

去年の秋頃の話なのですが、新型コロナウィルスに感染し、それが元で咳と鼻水がしばらく出ていたことがありました。

その時期は人手が足りないことに起因して仕事が忙しく、心も体も限界に近かったのだと思います。

いや~、こんなことを言ってはなんなのですが、その頃のわたしは内心「コロナになってでもいいからとにかくまとまった休みが欲しい、休みたい…」と度々思っていました。

それほど体も心も限界に近かったので「コロナになってでも」というのは本気ではないにしろ「とにかく休みたい」という気持ちは心からの本心であったのであっさりとそれは実現してしまいました。

感染には気をつけてはいても、疲労によって免疫力がかなり低くなっていたのだと思います。

 

そうしてコロナに感染したのですが、わたしの場合は熱が急に39度まで上がりましたが2日ほどかけて熱は下がり、それからは徐々に咳と鼻水が続いたという感じでした。

その長引いた咳と鼻水が元となり、ある日かがんだ瞬間、耳が塞がったようになりものすごく音が聞こえづらくなりました。

周りの人の声も自分の声の聞こえも左側だと耳に水が入ったときのように内に篭ったように聞こえます。

これは変かな?と思い、職場の人に相談したら「耳系の異常は早めに耳鼻科に行った方がいいよ!」と強く勧められたので素直に人生初の耳鼻科で受診したのでした。

 

これまで耳と鼻のことで病院に行ったことがなかったので、本当に初めての耳鼻科でした。

結局、鼻の奥と喉、気管支あたりが炎症しているのがきっかけで滲出性中耳炎になっていたようで薬を処方されました。

咳を抑える薬をもらって飲んだ途端、ものすごく楽になりました。

その後、処方薬を飲んでいたら耳の聞こえや耳閉感もなくなり元通りになりました。

 

それからはすっかり元気に過ごしていたのですが、先月気温の変化がきっかけでまた軽い風邪を引きました。

熱はほとんどなかったのですが、鼻水がひどくて。

ついに花粉症デビューか?と思ったり、ちょうど黄砂がひどい時期と一致していたので黄砂が原因か?とも思ったりもしました。

特に黄砂がひどい日はまぶたもかゆく腫れることが多く、黄砂も少し関係あるのかも?とも思いましたが、鼻をよくかんでいたせいか、また耳が塞がったように聞こえなくなってしまいました。

今度は右耳で、去年の左耳のときよりも強烈に塞がった感がすごく、頭も少しぼーっとするような詰まり感。

前回行った病院を予約しようとするも、予約がいっぱいでどの日も予約が取れず。

無理やり予約なしで駆け込むことも考えましたが、前回それをしたら一番最後の診察にされ、先生にもすごく雑な扱いをされた嫌な思い出があったので予約なしで行くのもどうだかなぁと思い、別の耳鼻科に行ってみることにしました。

 

別の耳鼻科で診察してもらうと、先生に「なんでもっと早くこなかったの」と言われてしまいました。

耳閉感が起こる前に、つばを飲み込むとなんだか耳が変だなぁと感じてはいたのですが、その段階で耳鼻科に来ていてくれたらもっと早く治るとのこと。

そうだったのかぁ。気をつけよう。

ここまでなってしまうと治るまで長くかかるよと言われ、その場ですぐ鼓膜切開をすることになりました。

切開した鼓膜の穴から中に溜まった液を排出するのだそう。

鼓膜に穴開けるの~?と焦りましたが、看護師さんが「大丈夫だよ~」と今なにが行われているかやどんな感覚がするかも丁寧に説明してくれたり、麻酔をするときも「痛いよねぇ、がんばって!」と励ましてくれたおかげで安心できました。

不安な患者の気持ちに寄り添って、安心させてくれるように話しかけてくれる看護師さん。

とても素敵な看護師さんだったなぁ…と一人密かに感動しました。

そうして鼓膜切開をしてもらったのですが、その日の1時間ほど耳の通りが元に戻りよくなったのですが、またすぐに強烈に塞がって聞こえづらくなってしまいました。

切開した次の日も耳閉感は変わらず相変わらず聞こえづらかったので不安になり、切開してもらって2日後にもう一度受診してもらうと先生も唸ってしまいました。

あまりひどい詰まりだと鼓膜にチューブ入れることもある、と。

ええ~!それだけは嫌だなぁと思いつつ、前回とは違う鼓膜の部位に切開してもらいあとは薬を飲んで様子を見ましょうといわれました。

その後、処方薬を飲みながら数日してくると、耳の詰まりもだいぶなくなりほぼ元通りになっていきました。

 

そして先日、処方薬もすべてなくなったので再び耳の様子を見てもらおうと先日再び耳鼻科に行ったらだいぶもうよくなっているのでと漢方が処方されました。

「へ~、今度は漢方薬なんだ~」と処方された漢方を見てみると「加味帰脾湯(カミキヒトウ)」という漢方でした。

主な効果を検索してみてみると、この漢方は虚弱体質、貧血、疲労感、精神不安、不眠にも効果があるそう。

確かに今回の軽い風邪がきっかけの耳閉感も、つまるところストレスが原因であったことは自分でも自覚していました。

時期的にも新しい人たちとの出会いによって神経が高ぶったり気疲れしやすいシーズンでもあるし、前回のアンタークティックエッセンスの記事でも自分で「心がすーっと落ち着くので助かる」的なことを書いていました。

わたしの心と体はずっとそういうものを求めていたんだなぁ。

そして今回の中耳炎も、アンタークティックエッセンスがなくなったあたりにかかっているので、よっぽど心が安定を求めていたんだろうなぁと。

先生にはストレスが原因であることは話してはおらず「軽い風邪がきっかけでなった」と言ったのですが、季節の変わり目の4月に罹ったことからも時期的に環境が変わりストレスを感じやすい時期であることを長年の経験で察してくれたのかもしれないなぁと感じました。

あと、自分ではあまり感じ取れないのですが、見た目なども結構疲れた容貌をしていたのかも。

耳にも良いのだろうけれど、調べるほどにこの漢方は心療内科でも処方されたりと、精神を安定させる方向や不眠に良いとあるのでしっかりとなくなるまで飲もうかと思う次第です。

耳が塞がって思ったのは、いつも通りに耳が聞こえるっていうのはなんて素晴らしいんだろう、ということでした。

健康は、本当になにものにも変えがたいものだなぁ。

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