Lovely London

1996年から2000年まで過ごしたロンドンでの出来事を記録したものです。
2014年のパリとロンドン旅行も記載中

加奈子の怪我(1998/8/15)

1998-08-15 | 事件


  8月15日(土)、お昼の12:50頃、加奈子が怪我をしました。
見てびっくり、聞いてびっくりの怪我です。ジャングルジムから落ちて、暖房パネルの調整ネジの突起の部分2cmが、左後頭部に刺さってしまったのです。泣き声を聞いて駆けつけた裕美は尻餅をつき仰向けになっている加奈子を抱き上げようとしたけど、何処かが引っかかって出来なかったそうです。 もう一度頭を持ち上げてみると、血が滲み出てきたそうです。実は僕は外出していて、13:15頃家に返ってみると、山盛りのティッシュを後頭部に充てられて裕美の腕の中で眠っていました。もちろんティシュには血が滲んでいて、当惑している裕美から状況を聞いて、僕自身も事の恐ろしさに驚きました。調整ネジを見てみるとまだ赤に肉片が着いていました。こんな太く長い突起物が、頭にささったのですから、脳や神経を傷つけでもしていたら大ごとです。生命の危険もあり得るし、身体に障害を及ぼすかもしれないと最悪のケースが頭をよぎりました。
 裕美は行きつけの日本人が医師がいるロンドン医療センターに電話をかけ、2時に来るように言われたようですが、緊急患者扱いで一刻も早く処置してもらおうと、直ぐに車に乗り込み病院に向かいました。眠っていることについても脳に異常があるのではないかと心配です。名前を呼ぶと ボーっと目を開けますが直ぐに眠ってしまいます。

 13:50に病院に着き、受付の人に状況を説明し、13:55に医師に診てもらうことができました。その頃には加奈子も目を開けていて親の問いかけには応答できていました。レントゲンを撮るのだろうと思っていましたが、頭を強打したのでなければ必要ないし、CTでも使わなければ細かい傷は検査できないと言われました。加奈子をベッドに俯せに寝かせて、傷の具合を見ようとしましたが、なにせ頭ですから髪の毛で囲まれており(特に加奈子は多いので)傷口が見えてきません。看護婦さんがハサミでブサブサと髪の毛を切り、更に剃刀で剃ると傷口が露わになりました。直径4mm位の穴があいており、血がジワーッと湧き出ています。よく見ると穴の入り口が黒く見えます。先生がピンセットで摘まむと長い髪の毛が何本も出てきて痛々しくて見るに耐えません。裕美は既に気持ち悪くなって待合室に出ています

 傷口をふさぐために1針縫うことになり、麻酔の注射をし、J字の針を頭に刺しました。さすがにこれまで神妙にベッドの上でジッとしていた加奈子も身をよっじて痛がりました。ガーゼを絆創膏を充ててその上にとれないようにネットをかぶせて終了。

 先生のは「意識もしっかりしているので頭蓋骨までは達していないようで、もう少し下の方だったら動脈を切って鮮血が吹き出していたかもしれず危ないところでした。 頭を打ったためと傷のため少し腫れているがこれは徐々に退いていくでしょう。青い内出血になったり、吐き気や異常が起こった時は直ぐに連絡下さい。明日は消毒のためにまた来て下さい。」 とのことで、頭には異常はないだろうということなので少し一安心。丁重にお礼をいって自宅に戻りました。

 その日の夕方に予定していた独身者を呼んでのパーティも加奈子は少しメソメソしていましたが無事開催することが出来、次の日曜日には普段通りの加奈子に戻りました。下の写真は日曜日の様子です。
 抗生物質の薬をちゃんと飲まないので傷口から膿みが少し出てきて心配した時もありましたが、次の土曜日には無事抜糸することができました。

  この先端が頭にグサッ!

 
耳の後ろ、半分よりは左

 
関係ないけど太っています

 
もう大丈夫、グワシッ!

 
今年初めて庭にテーブルをだしました

 
トイザラスで買ってきたシャボン玉器具

 
モータ駆動で特大サイズ


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