Log @daily life

記録。
ふつうのいちにちの中で、神様といっしょにすごすせいかつの中で、
感じたこと、思ったこと。

2010-03-30 16:53:39 | Weblog
会社から外に出ると
いつもより明るい空の黒
見上げると まるい月

おおみそかに見上げた月や
そのひとつき後に見た同じ月を思い出して

春のようで 冬のような冷たい風に
体で感じるものだけで
季節を数えていた自分がいたけど

季節は確かに進んでいる
僕のやきもきとは全く別のところで

そんなことを思った 日付が変わる少し前のこと

2010-03-21 01:10:13

2010-03-21 01:10:13 | Weblog
橋を渡っていると
背中を押してくるような 強い海風
もう 春何番目かなと 思いながら

今までは 吹く度に 背中を縮めていたけど
もう そんな必要は全くないことが嬉しくて

花壇に植えられている 花たちが揺れ
冬の間 一枚の葉さえ無かった木に
小さなつぼみのようなものが見える

夜の次には朝が来るように
冬を過ぎれば春が来るのは
当たり前に分かってるけど

何だか とても久しぶりのような気がして

2010-03-09 18:50:53

2010-03-09 18:50:53 | Weblog
窓の向こうから聞こえてくる
水たまりの上を 車が走り抜ける音

まだ雨が降り続けているのかと
カーテンをめくってみると
停車中の車の上に積もっている白いもの
斜めに雪が吹き下ろしていた

外を歩くと
草むらの緑が早くも白に変わっていたり
ぱらぱら と 地面を打ち付けるような音
そんな景色が広がっていて

3月に降る雪に
過ぎ去っていく季節と
これからやってくる季節
古いものと
新しいもの
種と芽
夜明けを待つ時間が一番寒く
日が登れば全てが変わること
それらが入り交じっている
過渡期としての今
そんなことを思った

叫び声

2010-03-01 00:38:00 | Weblog
いつもの道を歩いていると
見慣れない人だかりと
聞きなれない声たち

目をやると
いつもは車が通っている道に
今日は人の群れが走っていた

“あと少しだよ”
“がんばって”
“あと3キロだぞ”

いい大人のはずの
叫び声
知ってる人も もちろんいるだろうけど
きっとそうじゃない人たちへまで
走り抜くことを励ますための
叫び声

小さな女の子まで
声を張り上げて
“みんながんばれ”って

道を進んでいくごとに
次々とまた別の声援が連なっていく

今 男の人の声で
“無理はするなよ”と

後で振り返れば一瞬のことと思うかもしれない
でも走っている当の本人たちはそうは思わない

多分 人生も同じこと
長距離走みたいなもの

だとしたら
かみさまが 励ましの声を叫ばずにいるなんて
あるはずがなく
すべての人が走りきることを願わずにいるなんて
あるはずがないと思った
冬の終わりの日のこと