「本年はお世話になりました。
来年もまたよろしくお願いします。
…まあ半日後ですけど。」
と、笑って挨拶を交わし、職場を後にする。
僕の後に続けてシフトに入った彼は、年越しにはまだ2時間早いが、インスタントのそばに、お湯を注いでいた。
早足で駅まで歩いてたどり着くと、
終電間際の時間なのに、ホームには人がいつもよりも断然少ない。
電車に乗っている人もまばらで、この車両には10数人ぐらいしかいない。
やはり年の暮れとなると、さすがに家でゆっくりとテレビを見ていたりするのだろうか。
この時間帯になると、いつもは酔っ払っている人も結構いたりするのだが、今日はそんな人も特に見当たらず、連れ立っている人たちは静かに会話をしている。
いつもよりもひっそりとした夜の向こうから、新しい年が明けようとしている、そんな風に思った年の終わりのこと。
来年もまたよろしくお願いします。
…まあ半日後ですけど。」
と、笑って挨拶を交わし、職場を後にする。
僕の後に続けてシフトに入った彼は、年越しにはまだ2時間早いが、インスタントのそばに、お湯を注いでいた。
早足で駅まで歩いてたどり着くと、
終電間際の時間なのに、ホームには人がいつもよりも断然少ない。
電車に乗っている人もまばらで、この車両には10数人ぐらいしかいない。
やはり年の暮れとなると、さすがに家でゆっくりとテレビを見ていたりするのだろうか。
この時間帯になると、いつもは酔っ払っている人も結構いたりするのだが、今日はそんな人も特に見当たらず、連れ立っている人たちは静かに会話をしている。
いつもよりもひっそりとした夜の向こうから、新しい年が明けようとしている、そんな風に思った年の終わりのこと。