学生時代の師匠を偲ぶ会に上京しておりました。
師の薫陶を受けた弟子が22人集まり、師の思い出話に花を咲かせ、3.11の体験談をしあったり。
最後には師の演奏するモーツアルトの四重奏D-Durを聴きましたが、
なんとも瑞々しく自由闊達な演奏で、学生時代に師の凄さに気付いていなかった自分に気が付き、
正直、自分に愕然としました。
まったくもって・・・・ 不肖の弟子であります。
大先輩たちともお話ができ、大変楽しいひとときでありました。
その会に向かう前に新大久保のDACに寄ってみましたら、A.BraunとRoosenのピッコロがありましたので、その印象など。
社長さんの許可を戴きましたので、写真を撮らせていただきました。
A.Braun
親指のトーンホールが一つで、これで特許を取っているはずです。
使わせていただいた部屋が響き過ぎたせいもあり、なんとも言えない部分もありますが、
いやあ~~~ 実によく鳴ります。
ちょっと吹いただけで、スコーンと鳴ってしまう。
そんな感じです。
ウェーブ形のカットでエッジはとても鋭い。
きちんと息をコントロールして吹かないと下卑た音にもなりかねないでしょう。
パッドもフェルトではなくブラウン独自の物で、これも彼は特許を取っている、ハズです。
この鳴り方はこのパッドも多いに影響していることと思います。
フェルトパッドの方が響きが落ち着いて、場合によってはいいかもしれません。
オケで使ってみないと音程に関してはなんとも言えない部分もありますが、
すぐにでも使えそうな音程の良さだと感じました。
特筆すべきはトリルキイの音程かもしれません。
中音域、高音域のC-Dがきちんと決まります。
こういう楽器はなかなか無いと思います。
ブラウン、やるなぁ~。
さてRoosenのピッコロはC足です。
左人差し指のカップ、パッドには穴が空いています。
伺えば、これは中音域のD-Eのトリルの音程修正の為だそうで、
この穴を開けた状態でカップを押さえ、トリルをすると比較的いい音程が得られる、ということのようです。
考えたものです。
C足であることでもちろん普通のピッコロよりは低い音が出る訳ですが、
高音域もH足部管のフルートに於ける高音域の安定の仕方と同じような感覚でした。
歌口はオーバル(楕円)とスクエア(四角)の中間のような形で
サイドのエッジは落としていないものの、若干上に向かってテーパーが付いているように見えます。
音色自体は私の嫌いな音ではありませんが、キイの開きがかなり大きい(広い)のが気になります。
指がバタバタしてしまう感じがよろしくありません(苦笑)。
もっと狭い方が響きがまとまりそうな気がしますけれども、これはユーザーの好みで変えるべきだと思います。
C足であることで、高音域のトリルの可能性が拡がる気がしていましたが、
G-Aのトリルは、この楽器にはEメカがあるため、私が使いたいフィンガリングではできませんでしたが、
G#レバー以外のキイを全て押さえて左薬指をトリルするフィンガリングに、
右中指も一緒に動かして、Eメカの影響を無くしてみたところ、きちんとG-Aの音程が得られました。
思った通り、可能性が広がると感じました。
ブラウンにもEメカがあったため、G-Aはできませんでしたが、A-Hのトリルがフルートと同じフィンガリングで出ます。
ちょっとすごいなと思いました。
EメカがなければG-Aも難なく出来てしまいそうな気がしますね。
ローゼンもシリコンか何かの新素材のパッドのようです。
ブラウンのC足ピッコロが増々楽しみになりました。
師の薫陶を受けた弟子が22人集まり、師の思い出話に花を咲かせ、3.11の体験談をしあったり。
最後には師の演奏するモーツアルトの四重奏D-Durを聴きましたが、
なんとも瑞々しく自由闊達な演奏で、学生時代に師の凄さに気付いていなかった自分に気が付き、
正直、自分に愕然としました。
まったくもって・・・・ 不肖の弟子であります。
大先輩たちともお話ができ、大変楽しいひとときでありました。
その会に向かう前に新大久保のDACに寄ってみましたら、A.BraunとRoosenのピッコロがありましたので、その印象など。
社長さんの許可を戴きましたので、写真を撮らせていただきました。
A.Braun
親指のトーンホールが一つで、これで特許を取っているはずです。
使わせていただいた部屋が響き過ぎたせいもあり、なんとも言えない部分もありますが、
いやあ~~~ 実によく鳴ります。
ちょっと吹いただけで、スコーンと鳴ってしまう。
そんな感じです。
ウェーブ形のカットでエッジはとても鋭い。
きちんと息をコントロールして吹かないと下卑た音にもなりかねないでしょう。
パッドもフェルトではなくブラウン独自の物で、これも彼は特許を取っている、ハズです。
この鳴り方はこのパッドも多いに影響していることと思います。
フェルトパッドの方が響きが落ち着いて、場合によってはいいかもしれません。
オケで使ってみないと音程に関してはなんとも言えない部分もありますが、
すぐにでも使えそうな音程の良さだと感じました。
特筆すべきはトリルキイの音程かもしれません。
中音域、高音域のC-Dがきちんと決まります。
こういう楽器はなかなか無いと思います。
ブラウン、やるなぁ~。
さてRoosenのピッコロはC足です。
左人差し指のカップ、パッドには穴が空いています。
伺えば、これは中音域のD-Eのトリルの音程修正の為だそうで、
この穴を開けた状態でカップを押さえ、トリルをすると比較的いい音程が得られる、ということのようです。
考えたものです。
C足であることでもちろん普通のピッコロよりは低い音が出る訳ですが、
高音域もH足部管のフルートに於ける高音域の安定の仕方と同じような感覚でした。
歌口はオーバル(楕円)とスクエア(四角)の中間のような形で
サイドのエッジは落としていないものの、若干上に向かってテーパーが付いているように見えます。
音色自体は私の嫌いな音ではありませんが、キイの開きがかなり大きい(広い)のが気になります。
指がバタバタしてしまう感じがよろしくありません(苦笑)。
もっと狭い方が響きがまとまりそうな気がしますけれども、これはユーザーの好みで変えるべきだと思います。
C足であることで、高音域のトリルの可能性が拡がる気がしていましたが、
G-Aのトリルは、この楽器にはEメカがあるため、私が使いたいフィンガリングではできませんでしたが、
G#レバー以外のキイを全て押さえて左薬指をトリルするフィンガリングに、
右中指も一緒に動かして、Eメカの影響を無くしてみたところ、きちんとG-Aの音程が得られました。
思った通り、可能性が広がると感じました。
ブラウンにもEメカがあったため、G-Aはできませんでしたが、A-Hのトリルがフルートと同じフィンガリングで出ます。
ちょっとすごいなと思いました。
EメカがなければG-Aも難なく出来てしまいそうな気がしますね。
ローゼンもシリコンか何かの新素材のパッドのようです。
ブラウンのC足ピッコロが増々楽しみになりました。
「毎日、お箸でご飯を食べるようにフルートを吹くこと」
究極の目標ですね。
元師匠経由で聞いた話、と記憶がありますが、
「毎日、お箸でご飯を食べるようにフルートを吹くこと」、というのもそうでしたかしら。
元師匠の個人レッスンもかなりディープだったので、未だにそこで言われたことの繰り返しを続けています。
関東在住で、北海道は出張で札幌1日滞在しか経験がありません。
合宿は本州、というか山中湖でした。当時いただいた色紙は宝物です。
「朝、しっかりと音出しをしておくと」
アマチュアだとかリーマンやってるからと言い訳できませんが、本当ですね。早期退職して朝からフルート吹けるようになりたい、ところです。
その合宿は道南で行われたものでしたか?
本州ですかね?
朗々と吹くロングトーンが印象に残っています。
朝、しっかりと音出しをしておくと口が一日保つと教えられました。
http://blog.goo.ne.jp/louislot1800/e/3de4c0207131095e793a309e4daaaf11
の記事がきっかけかもしれません。これを見るまで何も知りませんでした。
元師匠の師匠で、10数年前、某楽器屋主催の夏の合宿でお会いしたことがあります。
朝から金のシェリダンで朗々とスケールをさらっていました。
帰ってから当時通っていた元師匠のレッスンで、「音が似ている」と笑われました。
今でもあの音色感は忘れられません。