鉄火丼 500円[Ryoma＠目黒]

暑いぃぃぃ、こんな日は何食べるか考えたくなぁ～い。
だったら安くあがるところにしよう、ということで、
Ryomaへ行ってきました。

今日は鉄火丼ではなく中トロ丼(700円)かネギトロ丼
(650円)にしようかとも思ったけど、やはり一番安い
鉄火丼にしちゃいました。

今日の酢飯はなかなか良かったです。マグロはいつも
とおりだなぁ。

「経営者の条件」

ピーター・Ｆ・ドラッカー 著
上田惇生 訳
ドラッカー選書１
ダイヤモンド社
ISBN4-478-32073-X

経営には特に興味はないのですが、日経バイト発行人兼
編集長の横田氏がE.I.Sに書いている書評でドラッカーの
著書を何回か取り上げているのが気になって、選書で1号に
なっている「経営者の条件」を読んでみました。

ちなみに、この本は横田氏の書評では2004年12月19日です。

で、感想。たった一つ、大きな欠点がある以外は素晴らしい
本です。その欠点とは和訳の題名です。現代は"THE EFFECTIVE
EXECUTIVE"なんですが、どうしてそれが「経営者の条件」に
なるのやら・・・

EXECUTIVEの定義は「今日の組織では、自らの知識あるいは
地位のゆえに、組織の活動や業績に対して、実質的な貢献を
行うべき知識労働者はすべてエグゼクティブである。」と
書いています。要するに何らかの肩書きのある知識労働者は
全てエグゼクティブになる訳で、「経営者」とは限りません。

こういう邦題のつけ方は出版社の方針なのでしょうけど、
読者層を間違って位置づける訳で、愚かであるし、この本の
有用性を考えれば社会的損失を招いていると言っても過言
ではないでしょう。

実はこの本は最初の邦訳ではなく、上田惇生氏が再訳したもの
ですが、訳者あとがきに「ちなみに原題の"The Effective
Executive"は、真意を訳せば『できる人』である」と書いて
います。内容は再訳できても題名までは修正できなかった
ようです。

で、内容ですが、経営やマネージメントに関する本はつまらない
(どころか下品の域に達した)精神論や、わずかの経験に基づく
我田引水の解釈が氾濫しているのに対して、ドラッカーの論理
展開は見事です。そして話の展開もリズムが良くて読みやすい。

残念ながらこれ以上は私の文章力では素晴らしさを伝えきれ
ません。興味のある人は本を読んでみてください。

「そんなこと先刻承知、すでに読んでいるよ」という人も多い
かもしれませんが(^^;