まめ手帖日記

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ま、買っちゃうんだけどね、安いし。

2005-06-12 | できごと
かねてから、「凄いな、そのトング→ビニール袋にinさばき」(絶妙な間で会計も)と感心する一方、最後のお辞儀までの流れがステレオタイプでイマイチ愛せずにいたパンのチェーン店「北○」に、今年の新入社員の研修なのだろうか黒スーツ姿の男子が何人かレジに立っていた。

私が並んだレジ担当の男子も、隣に居たベテラン女子に監視されながら、例のスピード技に挑んでいた訳なのだが、いかんせんトングさばきは難しいらしく(ケーキ屋でバイトしていた女子にリサーチするとトングと仲良くなるには、それなりの時間が必要だという)悪戦苦闘していた。しかしながら一生懸命さは伝わってくるので「焦るな。冷静にいけ。」と心でエールを送るも、テレパシーは残念ながら届かず、ポーンとパンは宙を舞い床へと。「申し訳ありません!今すぐお持ち致します!」とトング&ビニール袋を両手に走り出す様は、慣れた動作とお見受けした(妹曰く「レジ床はパンだらけだな」)。

何のパフォーマンスなんだ一体。その間、ベテラン女子は助ける素振りすら見せず、髪の毛をクルクルと触りながら眺めているだけだった。悲しくなった。あのような神業的スピードなどは後からついてくるものなのであって、最初から出来る事ではないという事を是非、教えてやって欲しいのですよ。髪の毛を触っている暇があるのなら。

*トング=食材をはさむ時に使用する例のアレです。