まめ手帖日記

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PLAY

2009-05-30 | 
贔屓にしている小規模な本屋(出勤前、その本屋を蛇行し、新入荷パトロールしながら、さまざまな紙の匂いを嗅ぐ)が、先月から、「500円で1ポイント。20ポイント溜まれば、100円の買い物券に」といったスタンプカードサービスをはじめたのです。

これまで利用していた、JRタワースクエアカードにもポイントをつけてくれ、尚かつ、スタンプカードも、という意気込みなので、「これを機に、取り寄せてもらってでも、ここで」と決め、早速注文、後日「取りにいらして」と連絡が入ったので寄ったところ、帰宅族が、尋常じゃないほどレジに並んでいるんだ、無秩序に。

おそらく、同じ考えの人間が増えたとみえ、売り上げも右肩上がりなのではないだろうか、とお見受けするのですが、レジが、もう、わたわた。

なんか、こんな状況時に、アレだなー、気がひけるなー、とは思いつつ、引取書と、その日発売のテレビブロス(ブロス、もういい加減つまんないから、やめてやろうかと思っていた矢先の清志郎特集、やめられなかった)をレジに差し出しましたら、「少々お待ちください!(すでに声がかるく裏返っている)」と、後ろの棚にズラリ並べられた取り寄せ本に足を向けるも、なかなかうまく見つけることが出来ず、焦りに拍車をかけてしまうという、最悪の事態に。

ようやく「こちらでよろしいでしょうか!(汗だく)」と戻ってきた彼女と、私の後ろに並んでいる人達に、申し訳ないと、な気持ちで一杯ながらも、「カード一括払い」でお願いしたところ、カードは切らなきゃならない、スクエアカードにポイントはつけなきゃならない、レシートにサインしてもらわなきゃならない、わーっしょいわーっしょい、となり、最後、くだんの500円で1ポイントの段の頃には、「この人、なんぼ買ったっけ(空洞の目)」と、シャチハタを持つ手が一瞬とまったかと思うと、「なんかもーどーでもいーーーー」といったカンジでタンタンタンタンタンと、小気味よい音をたてて、押すわ押すわ。

3300円ぐらい買って、16ポイント。大丈夫なのか。一度、体制の立て直しが必要だと思う。

というわけで、引き取りに行ったのは、「PLAY(菊池敦己)」ですが、この本は、閲覧用と、保存用、2冊欲しいぐらい素晴らしいですね。作品を眺めているだけで、気分があがるというのは、なんだろう、この人、デザイナーとしての役割はおろか、人助けすらしている。

TOWER

2009-05-24 | つぶやき
木曜日、ラーメンズ第17回公演「Tower」を観ました。

ラーメンズって、避けているワケでもなく、むしろ、好感的な位置に存在しているユニットなのに、考えてみたら、彼らの情報を、これまで、いっっっさい知ることなく通り過ぎてきているという事に今回気づきました、声もよく知らないぐらいの。

漠然としたイメージは、「シニカルな笑い」で「シュッとしたカンジ」というものでしたが、結構、アレなんですね、会場は、一切合切、ドッカンドッカン笑うような雰囲気で、それにまず驚いた。

あと、もっと驚いたのがファン層の広さと、多さ。

というのも、今回チケットは、当日、「友達が急に行けなくなった」という別部署の方が、訪ねてきてくれたのですが、その時のやりとりを再現すると、

「ラーメンズ好きー?」
「ラーメンズ好きですー」
(背を向け仕事をしていた若人がガバリと振り返り)「え!ラーメンズ、私も今日行くんですよ!ラーメンズ好きなんですか!?」
「そうなの、誰か行く人を探しているんだけど、結構みんなチケット持ってるんだよねー」

といったカンジ。

「結構みんなチケットを持っている」というのに何より驚いたのですが、なるほどリサーチしてみると、後日、「ラーメンズ会」が開催出来そうなほどだった(あえて蕎麦で)。

「空席を免れるだけでそれだけで有り難いのだから、金ならいらん」と、譲ってくれましたが、今まで一切会話をしたこともなかった人から「ラーメンズ好きー?」と聞かれた瞬間、「なにか貰えそうな予感レーダー」が反応し、「ラーメンズ好きですー」と、よく知りもしないのに「好き」と答えてしまう、小賢しさ。

それにしても、初会話が「ラーメンズ好きー?」「ラーメンズ好きですー」。

Tremolo

2009-05-19 | 音楽
今、耳的には、こういったような、ドコドコサウンドは、避けて通りたいカンジなのですが(Curly Giraffeを買いに行ったというのに、ついつい試聴してしまったら、3曲目のあまりの素晴らしさに静かに燃えたぎった)、この、圧倒的格好よさに、抗えない、スバラしいですね、凛として時雨の「just A moment」は。

ドラムのピエール中野くん、芸名の由来は、「ピエール瀧好きが高じて」というのは有名な話ですが、先頃めでたく瀧に対面することが出来、その旨を伝えたところ、「もう君が本家でいいよ」と言ってくれたそうです。

チェイサー

2009-05-17 | 映画
チェイサー」観てきました。

おもしろすぎた、2009年ナンバー1かなあ。

「ハリウッドでのリメイクも決定」したみたいですけど、いったい、どこをどんなふうに、リ、するんですかね、こんなにも完璧にメイクされているというのに。

4月に観た映画

2009-05-17 | 映画
★ゼラチンシルバーLOVE(操上和美)
★愛のむきだし(園子温)
★悲夢(キム・ギドク)

★PARIS(セドリック・クラピッシュ) 体調と心境というものは、互いに影響しがちなものなので、これらの波長が低いときには、映画館にすら足が向かないもの。この映画を観に行こうと決めていた日は、あいにく、そんなような風でしたが、「そいや!」と思い切って足を運んだところ、じわじわと心 に沁みてくるようなシーンや台詞が多く、観終わったあとには、胸に温かいものが宿り、心なしか足取りも軽く。映画には、時に、ギフトとも思えるような素晴らしいタイミングがあるのですから、イイものです。もし、凄まじく元気でハイな状態のときに観たとしたら、「おいおいおいシケた映画だな!」という感想を持ったのかもしれない、そんな映画です。褒めてんのかどうなのか、よく分からない感想になってしまいましたが、いい映画でした。

★ミルク(ガス・ヴァン・サント) 自らの命を盾にして、クローゼットの中に閉じこもっている人間を、1人でも多く救い出そうと拳を振り上げていた人が、かつて存在したのだということを、知ることが出来てよかった。実は弱くて繊細な、やさしい人だったんだろうなあ、キュートで。「エレファント」「ラスト デイズ」「パラノイドパーク」と、核心には触れないような俯瞰的な撮り方が続いていたので、「こんなカンジでいくのかなあずっと」と思っていたのですが(どれもそれぞれ好きですけどね)、今回の、内側から発信する具合には、「伝えるぜ、ミルクという人間を!」といったような、ガスの意気込みが感じられました。伝わりまし たよ。

ミーのキャー

2009-05-12 | できごと
昨日、TVで、有吉が山田五郎に「筆まんじゅう」というあだ名をつけていて(最後の方には「筆まんさん」と呼んでいた)、わらった。

ぜんぜん関係ないですけど、昔は、コンサートなんかに行くと、キャーみたいな、いわゆる黄色い声を発していたものを、いったい、いつぐらいから、そういう声は、出さなくなっちゃったのかなあ、なんて、さっきふと、思ったんですよ。

メンバーが登場すりゃあキャア、好きな曲の前奏が鳴りゃあキャア、アンコールで再登場すりゃあキャア。

キャアキャアいうにも、体力いりますからね、おそらく、少しずつ、少しずつ、無駄なキャアを省いていくうちに、言わなくなっちゃったんでしょうね。まあ今でも、興がのったときには、「イエー」ぐらいは言いますけどね、高島忠夫ばりの。でも本当に興奮してるときは、無言だなあ、白目で。

でねえ、なにが言いたいかというと、あれ2月ぐらいだったかなあ、雪どけ泥水が、道路を浸しているような、足下の悪い日に、スピードをあげた乗用車の上げた飛沫を、モロ全身に浴びたコトがあってそのとき、ものっすごい久々に、「キャーーーーー」という声が自然と出たんですけど、何が驚いたって、もんのすげー可愛くなくて、そのキャアが。「なんなんだ、今のキャア」みたいな。

久々に聴いた、自分のキャアの、衰えっぷり。

去年のRSRでは、ゆらゆらがこの曲を演奏したときに、自然と声が出てしまったのですが、それは、「キィェェェェェェ」という奇声でした。

あと、今月号のremixの表紙がヤバすぎて、買おうかどうしようか、考え中。



bird cage

2009-05-09 | つぶやき
マイゴールデンウィーク(MYGW)は、3日間だったので、ちんまりまったりゆったりするぜ(TMYS)と、思っていたところ、突入した途端、「小樽にいこう」とか、「小樽にいこう」という誘いがあったので、小樽に行ったり、小樽に行ったりしました。

みんな、小樽がすきなんだなあ、わかるよ、あそこは、パワースポットだからね。

初日に連れていてってもらったbird cageが、ちょっと自分でもどうかと思うぐらい気に入り、「小樽にくるなら必ず寄ろう、これから」と決めたので、最終日に、またいった。

「キョウハ、ズルヤスミ、シタイ」と思うような日には、そのままJR札幌駅を通過して、小樽に行ってしまいそうになる、危険な場所ができてしまった。

つうか、小樽はいいなあ、住みたいよ、サイコーだよ、海あって、山あって、養ったよ、英気をさー。

と、小樽市在住の後輩に申したところ、「ピーカンの日に、観光できたからそんな事が言えるんですよ、冬なんて、大変なんですから、除雪車もてんでこないし、財政難で」と、言っていた。なるほど。

悲夢

2009-05-05 | 映画
悲夢」を観ました(「愛のむきだし」上映終了後の入場でしたので、出てきた人全員に、「おつかれさまでーす」と、声をかけた、心の中で)。

主人公の女の子かわいいし、オダギリジョーかっこいいし、なんとなく全体的にロマンティックなイメージだしで、ああ、今回は、こんなカンジで、いくのですねえ、と、つられて眠くなってきたのもつかの間、やはりそうはいかぬのギドク節炸裂、眠気なんざ、吹っ飛びました、眠眠打破。

いや、でも、美しく儚い、素敵なファンタジーでした。

話題の「オダギリジョーだけが日本語」問題ですが、夢みたいな映画だったので、ぜんぜん違和感は感じませんでした、夢ってへんてこりんだもんね。

へんてこりんといえば、オダギリジョー主演の新ドラマ、「ぼくの妹」が、もうなんか、へんてこりんすぎて、おもしろすぎです。

第1回目は、ながら見というか、ほとんど見ていない状態でしたが、要所要所で、パッパッパッと目をやると、ともさかりえとオダギリジョーが道ばたで衝突して出会って(1回目のパッ)、2人が裸でベッドに横たわって(2回目のパッ)、ともさかがビル屋上から落ちて死んでました(3回目のパッ&「エーーーー!?」)

2回目から、しっかり見ていますが、今更、ジュニアにジャックナイフは無理だと思う、笑いに拍車がかかるだけです。

そして、清志郎の訃報ですが、熱心なファンではない私ですら、こんなにショックなのですから、悲しいゴールデンウィークを過ごしている人たちの事を思うと、胸が痛みます。

清志郎に関する思い出って、音楽ファンでも、そうじゃなくても、なにかしら必ずあるのではないのかな、おおむね。私はねえ、もうほんと、たくさんある。

だから、TVで、棺が運ばれている映像を見るたびに、涙も出ないです、信じられなくて。あの中に、あの清志郎が入っている気が、どーしてもしなくて、「うそだーあ」とか、「またまたまたあ」って、言っちゃう。ほんとうなのかしら。

いま思えば、4年前のRSR、フィッシュマンズのステージでの「MELODY」が、最後に聴いた、清志郎の生歌でした。「愛し合ってるかーい」って言ってたし、「イエーってイエー」って、言ってた。

純豆腐

2009-05-01 | 食べ物・飲み物
昨年末の上京時、東京純豆腐というチェーン店で、初めて「純豆腐」を食べ、「美味しいもんだなあ」と思ったのですが、ススキノに、KOYAがオープンしたというので、行って参りました。

美味しかったです。

辛さは5段階あり、私は4で頂きましたが、適度な辛さでしたので、ヒーヒーいうくらい辛いのがお好きな方は、5、いっちゃってください。豆腐は、豆太のものだとか。

ウエモンズハートのジェラートも、日替わりで3種類置いてあるとのことでしたので、「かぼちゃ」を頂きましたが、コレがまた、美味しかったです、ヤられた。

こぢんまりとしたお店ですが、飲んだあとなど、小腹が空いたときなどに、いかがでしょう。マッコリとかも、あったよ。

JUJUのシングルCDが、「タイトル曲」→「カップリング曲」→「タイトル曲」→「カップリング曲」と、延々流れ続けていたので、けっこう覚えた。「♩あなたを包むすべてが~」っていう曲。純豆腐&JUJU専門店。