SAVE/LOAD/BITMAP/PRINT のボタンを追加し、対応する機能を実装しました。
BITMAPボタンで出力される画像は、以下のような感じです。
Y軸の「db」はかなり怪しいところもありますが、「Y=0からの相対的なdb値」を示しています。ログアンプAD8307のデータシートをもっとよく読む必要があるかもしれません。
ちなみにこの測定結果は、AMラジオの455kHzのIFTを測定してみたものです。整合とかそういったことは一切無視して、トラ技DDSからの出力(3dbmくらい, 50Ω)をIFTの一次側の片方に。ログアンプ側の入力(50Ω)にはIFTの一次側のもう片方を接続。それでもこういうカーブが観測できたんですね。並列共振回路ですから、共振周波数ではインピーダンスが無限大、つまり信号がログアンプ側に伝達されないのでガクンとディップ(?)するわけです。
ツールの画面をクリックすると、その場所の「周波数とdb」が表示されます。
同様に、6MHzの水晶を直列につないで見ると、以下の観測結果がでました。
ヒゲが出ているのが気になりますが、とりあえず「大筋では問題なし」と楽観的に楽観しています。技術的には大きく間違っているかもしれませんが。
10.7MHzのクリスタル(たぶん)フィルタのデータは以下のようです。
普通であれば、X軸は対数目盛りにすべきなのですよね。いずれ対応したいと思います。
それにしてもこんなグラフがカンタンに作れるなんてDDSってやっぱりすごいんですね。絶対的な測定器としては「お話にならない」のは十分承知していますが、私のようなドシロウトがチョコチョコっとハンダ付けしただけで、「こういうデータ」がマウスのクリックひとつで得られることに驚愕します。
グラフのデータ数は何点くらいでしょうか。
トラ技DDSのソフトは余計な機能が多くて遅そうですが、どの道グラフのハードコピーを取るので、リアルタイムでなければbmpファイル出力でいけそうですね。
とりあえず、RubyのシリアルライブラリでDDSを動かしてみようと思います。
グラフ描きソフトも作らないといけませんが。
400個(500Hzステップ)
4000個(25Hzステップ)
4000個(500Hzステップ)
です。4000ステップを測定するにも、体感的に「5秒くらい」な感じです。実測してません、すみません。
>トラ技DDSのソフトは余計な機能が多くて遅そう
CDに入っていたソースは、以下のように修正しました。
①余計な部分(拡張基板サポート部分)はバッサリと削除。いろんなPICマイコン対応の#ifdefも全部削除、スッキリ。
②ソースのインデントも自分の基準に改めました。
③英語のコメント(自分にとっては読めないコメントなので意味無し)は全部削除。スッキリ!
また、TeraTermインターフェースは冗長すぎて結構なのですが、自分のポリシーでは納得できないのでコマンド体系を最適化した結果、TeraTermではつながらなくなりました(笑)
PC側のツールと、DDS側のファームウェアの独自のプロトコルを構築した、という訳です。
独自とは言ってもCDCであることに変わりはありません。
>どの道グラフのハードコピーを取るので、リアルタイム
リアルタイムなグラフは、市販のスペアナでお願いします...ということで。静的な部品の特性を見るのが目的なので、スペアナとタメを張ろうなどとは思っていません(笑)。
グラフはBITMAPファイルでの出力もできますし、「PRINT」ボタンでプリンタに出力すれば、プリンタの解像度で「ステップ」を忠実に印刷することもできます。
あとは「ツールの『重ね表示』機能ですかね。定数を変更したフィルタの特性が、どんなふうに変化したのか、色分けして表示する機能がほしいところです。