監督 ピーター・ウィアー
キャスト テリー・カミレッリ、ジョン・マイロン、メリッサ・ジャフラ、ケヴィン・マイルス
1974年 オーストラリア
ジャンル:アクション
【あらすじ】
オーストラリアの片田舎にある小さな町“パリ”。この町を通過しようとしたアーサーと兄の車は突然事故に遭い、兄は死亡、重傷を負ったアーサーは市長の家に滞在することに。
【感想】
私は「いまを生きる 」が最も好きな映画の一つなのですが、本作はその「いまを生きる 」の監督であるピーター・ウィアーの初監督作となります。初期作品には「ピクニックatハンギング・ロック 」とかマニアックなものが多いです。
「パリ」という小さな田舎のとんでもない閉鎖社会を描いた作品。前半はいかれた住民の不気味さに引き込まれ、後半はトゲだらけの奇抜な車が楽しませてくれる。中でもケヴィン・ベーコンにどこか似ている男がかなりインパクトがあった。ぜひ他の映画でも見てみたい。(かなわぬ希望かもしれないが・・・)
ただかなり人を選ぶ不謹慎な内容で拒絶反応を起こす人も多いと思います。しかも所詮はB級映画です。それでも独自の雰囲気は良く出ていたし、一つの作品としては完成されていました。予算のない中でこれだけのものを作り上げたことは評価できます。
雰囲気的に初代の「マッドマックス」に近いものがあると感じていたが、同じオーストラリアの映画ということでもしかしたら本作の影響を受けたのかもしれません。いや間違いなく影響を受けているでしょう。いろいろな映画を鑑賞しているとこのようなつながりを妄想できるもの一つの楽しみ方になります。
「いまを生きる 」が好きな人は絶対見るべし。こんな映画を撮ってたということを知ってるだけで見方が変わると思います。(これもブルーレイが発売されているが、需要がどこにあるのか理解できない・・・)
お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆
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